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2月10日(土)大阪府高石市にて、松井館長の指導による関西地区I.K.O.セミコンタクトルール講習会、及び10日から12日(月・祝)まで2泊3日の日程で全国選手強化委員会主催の2018冬季選手強化合宿が実施された。今回の合宿には昨年第49回全日本大会優勝者・髙橋佑汰を筆頭に全国の男子・女子強化選手、男子の木山仁監督、女子の小田勝幸監督、各コーチなど約100名が参加して厳しい稽古に臨んだ。
まず初日は13時30分からセミコンタクトルール講習会が行われ、関西地区の支部長、指導員、道場生、強化選手など約150名が参加。最初に館長よりセミコンタクトルールの競技に関する説明があり、続いてセミコンタクトルールの組手の基礎となる突き蹴りの基本動作、移動稽古、そして実際に上段と中段への直突きや技を限定した形でのセミコンタクトルールに則った組手稽古が約4時間半に渡って行われた。



2日目から通常の強化稽古となり、朝9時より捌き、足掛け、上段蹴りなど改定ルールを重視した技術稽古や息上げ、昼休憩を挟み13時から17時まで自由組手を中心とした対人稽古とフィジカルトレーニングが行われ、この日は関西本部本部長の川畑幸一師範が稽古の視察に訪れた。また、夜のミーティングでは過去の大会の映像を観ながら技術面の向上方法や今後の稽古の方向性などが話し合われ、最終日は朝9時から13時までミット稽古や組手稽古などのメニューに取り組み、最後はフィジカルトレーニングで3日間の仕上げを行った。
指導にあたった木山監督は「強化合宿を初めて関西地区で実施し、特に西日本の選手にとっては良い刺激になったと思います。改定ルール、セミコンタクトルールなど選手たちが取り組まなければいけないことはたくさんありますが、その先にある来年の無差別世界大会をしっかり見据え、世界大会で日本選手が上位を独占できるように稽古を重ねていきたい」と話し、女子の小田監督も「今回の合宿では男子と同じメニューで稽古を行ったことで、女子に欠けている課題を補う意味で大いに勉強になりました。4月には世界女子ウェイト制大会が控えていますが、改定ルールを有効に活用した組手で昨年以上の成績を収めることが目標です」と語った。