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2週間後の国際親善大会、また6月末の第39回全日本ウェイト制大会を約2カ月後に控え、高校生以上を対象にした全国選手強化稽古が総本部代官山道場で実施された。
今回は2月の強化合宿に続いて今年2度目の強化稽古で、参加人数は前回2月を上回る約80名の選手が集まった。
極真の長い大会史の中で、4年ごとの世界大会で選手の新陳代謝がはかられるとよく言われるが、今回は4月の新学期を迎えた影響か、男女ともに初参加の高校生や10代後半から20代前半のフレッシュな選手の参加が目を引いた。
稽古はまず安島喬平コーチの号令で準備運動、基本、移動を約1時間かけてじっくりと丁寧に行い、特に移動稽古は組手立ちからの移動を反復して、実際の組手に繋がる意識を選手たちに植え付けた。
続いてアルトゥール師範が足掛けや足払いで転倒した際のケガ防止や技有りを回避する防御対策のために受け身の指導を行い、柔道経験のある森善十朗コーチは初心者向けに受け身の基礎を行った。






その後の組手稽古では階級別に分かれてのものと、組手をしたい相手を指名して行う2パターンで約1時間半にわたって行い、続いて鈴木雄三コーチの号令で様々なコンビネーションでのミット打ちの反復練習。最後は腹打ち稽古で約4時間の稽古を締め括った。
全体の指揮を執った赤石誠日本代表監督は「世界大会翌年のウェイト制は若い選手が台頭するチャンス。格上の先輩や海外強豪選手に勝つつもりで挑んでほしい」と各選手たちの活躍や成長に期待の言葉を掛けた。