【動画配信】2025年総本部鏡開き
2025年1月11日
1月11日(土)、総本部代官山道場にて2025年総本部鏡開き稽古が早朝午前6時30分より行われ、松井章奎館長、山田雅稔総本部長、八巻建志師範をはじめ、関東地区を中心とした各支部長、道場責任者、指導員、現役選手、総本部道場の年間努力賞受賞者など約100名が参加した。
鏡開き稽古は大山倍達総裁の時代から毎年1月11日の早朝に行われているもので、1月4日からの冬合宿と同様に総本部の伝統的な年頭行事である。稽古の中で松井館長は「空手の稽古は、自分の意識と身体の動きをつなげる作業。自分の動きを自分の意識でコントロールできなければ、相手をコントロールすること、また相手との空間を制することはできない。そのためには動作を正しく行うこと。細部にこだわり、几帳面に行うことが大事で、何も考えずに惰性でやるのが一番よくない。常に自問して『果たしてこれで良いのだろうか?』と考えながらやれば、必ず新しい発見があり、空手がもっと楽しくなる」といった指導があり、準備運動、基本の手技・足技を各30本と最後は円形逆突きで約1時間の稽古が終了。稽古後には総本部道場の2024年の年間努力賞の表彰式があった。
その後、場所を道場下の1階FLUXカフェに移して小宴が催され、松井館長から「一昨年は大山倍達生誕100年、昨年は大山倍達没後30年と極真会館創立60周年と記念年が続き、皆様にも多大なるご尽力をいただき、各行事を滞りなく終えて2025年という新しい年を迎えることができました。この場をお借りして心から感謝申し上げます。今年は60周年の翌年ですから、次の70周年、将来的には100周年に向けた新たな一歩を踏み出す年になります。大きな行事でいえば、4月に世界体重別大会を開催しますので、まずはこの大会が成功するようにそこに臨んでいくわけですが、ぜひ皆様にもご協力のほど、宜しくお願い致します。今年の干支である『巳年』は蛇が脱皮をすることから再生や復活を意味するとも言われますし、新たな一歩を踏み出すこの一年がさらなる飛躍につながるように、頑張っていきましょう」と挨拶があった。
続いて極真会館特別相談役の待田京介先生が乾杯の音頭を取って開宴し、各支部長が新年の挨拶と今年の抱負を述べ、最後に山田総本部長が「極真空手は理念の空手であると大山総裁はよく言われていました。激動する今の時代で、極真会館の果たす役割は非常に大きいと感じます。昨年、松井館長が改めて表明した『命知元年』を皆で再確認し、その指針に則った活動をしていくことが我々の使命であり、総裁の遺志に沿うことでもある」と述べ、一本締めで盛況の内に中締めとなり、今年2025年の飛躍と発展を誓った。