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(後列左から)髙橋佑汰、安島喬平、松井館長、木山監督、上田幹雄、鎌田翔平
(前列左から)亘和孝、大澤佳心、竹岡拓哉、与座優貴、中島千博、佐藤七海、小田幸奈

10月4日(水)、『日本赤十字社 東日本大震災・平成28年熊本地震災害 義援金チャリティー 第49回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の開催記者会見が東京・渋谷区の本部直轄代官山道場にて実施され、松井章奎館長、木山仁日本代表監督をはじめ、今大会に出場する鎌田翔平、髙橋佑汰、上田幹雄、安島喬平、大澤佳心、竹岡拓哉、中島千博、与座優貴、亘和孝、同時開催される2017全日本女子空手道選手権大会に出場する小田幸奈、佐藤七海の11選手が出席し、それぞれ大会に臨む抱負を語った。


まず松井館長より大会開催の挨拶と概要が述べられ、木山監督は「昨年ルール改定が実施され、新たに有効になった技術を研究し、改定ルールに適応した選手が昨年の大会では上位に入賞しました。また今年の全日本大会から両手での押しをはじめとする全ての押しが認められることになるので、選手たちがそういった技を駆使して新たな技術を見せてくれるのではないかと期待しています」と語り、「両手で押すことによって接近戦の膠着した状態を脱しやすくなるので、その分間合いができて威力のある技が出せるようになり、これまで以上に技有りや一本勝ちが増えることが考えられます」と具体的な展開例が示された。これに関して松井館長から「第49回全日本大会より多少ルールに微調整が加わり、継続して押し続けることはこれまで通り反則になりますが、瞬間的な単発の押しはいかなる押しも全て認めることになります。また、現在は捌きを有効としていますが、その範疇を広げ瞬間的な前腕による捌きを有効とします。どういうことかというと、例えば相手の中段廻し蹴りを抱え込んだり掴むような状況は反則になりますが、前腕を使って抱えたとしてもその瞬間に技を決めればそれを有効技と認めることになりました」との説明があった。
また、記者から昨年チャンピオンの鎌田翔平に近い存在は誰かと問われた松井館長は、「鎌田選手が改定ルールによって蘇生して飛躍を遂げた感はありますが、髙橋選手や上田選手をはじめどの選手でも鎌田選手に勝つ可能性はあります。一つ言えるのは、改定ルールの意義をよく理解し、しっかりと研究して稽古している選手が鎌田選手に一番近い存在になり得るということでしょう」と語った。

■第49回全日本大会チケット情報
■第49回全日本大会トーナメント



■各選手のコメント
〈男子〉
No.1 髙橋佑汰(東京城北支部/弐段/181cm/93kg/24歳)
「2年連続でゼッケン1番を背負うのはとても光栄なことだと思っています。今年は7月、8月、9月と全空連ナショナルチームの強化合宿に参加させていただき、この合宿に参加できたことは自分の空手人生の財産となりました。全空連と極真では競技における身体操作は正反対に感じましたが、逆に言えば全空連の動きを自分の中に採り入れれば極真の選手が対応できない動きになると思うので、そういった経験を活かし、自分にしかできない、誰も真似のできない組手を作り上げることをテーマに稽古を積んできました。全空連の皆様をはじめ、そういった場を与えて下さった松井館長、また自分を支えて下さる多くの皆様の期待に応えるため、しっかりと結果を出していきたい」

No.9 安島喬平(茨城県常総支部/弐段/171cm/88㎏/28歳)
「自分は今年6月の全日本ウェイト制大会で1年半ぶりに試合に復帰し、残念ながら3位(軽重量級)という結果に終わりました。この結果は、自分自身の改定ルールへの認識の甘さが招いたものだと思っています。それまでは自分が優勝した4年前(第45回全日本大会)の状態に戻そうという意識でしたが、日々進化していく極真空手にあって昔に戻すだけでなく自分自身が進化していかなければ今後の大会で勝つことはできないと改めて認識しました。自分が進化した姿を見せられるように現在稽古に励んでいます」

No.16 亘 和孝(東京城西支部/初段/173cm/75kg/20歳)
「6月の全日本ウェイト制大会では優勝はできましたが、勝つことにこだわり過ぎて改定ルールに対応した組手ができなかったという反省がありますので、無差別の全日本大会では改定ルールを駆使し、軽量の選手でも大きい選手に勝てるということを証明したいと思います。3回戦は安島選手が勝ち上がって来ると思うので、胸を借りるつもりで、全力で頑張りたい」

No.32 大澤佳心(城西世田谷東支部/初段/176cm/83kg/21歳)
「全日本大会で優勝するため、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分がいかに強くなれるか、いかに向上できるかを念頭に置いて稽古してきました。世界ウェイト制で優勝(中量級)して、今自分が一番波に乗っていると思うので、残り1カ月しっかり追い込んでいきたい。Aブロックは、3回戦で予想される加賀健弘選手をはじめ強豪がたくさんいますが、自分は世界大会と世界ウェイト制を経験しているので、その経験を活かしてしっかり対策を立てて勝ち上がっていきたいと思います」

No.49 竹岡拓哉(東京城西支部/弐段/169㎝/77kg/27歳)
「改定ルールに適応しただけでは試合では勝てないので、以前のルールでの組手を自分の中で大事にしながらその上で改定ルールでの組手に取り組んでいます。両手での押しは小さい人間から見ると、不利のように思われますが相手が押してくるのであれば崩しも使えますし、捌けば相手の勢いを削ぐこともできます。小さい選手が無差別の改定ルールの中でどう戦うのかを証明したい。今は選手の情報が簡単に入手できる時代ですから、自分自身が研究されていることを頭に置いて、常に自分をアップデートしなければいけないという思いで稽古に励んでいます」

No.65 上田幹雄(横浜北支部/弐段/186cm/92kg/22歳)
「普段から応援していただいている皆さんの期待に応えるべく、優勝を目指して頑張ります。Cブロックでは6月の全日本ウェイト制大会で優勝(重量級)したゴデルジ・カパナーゼ選手が気になる存在ではありますが、一試合一試合を大切に戦っていきたい。全空連の稽古で感じたことは、自分が技をもらい過ぎていたことと、一つ一つの技をもっと大切にしなければいけないということでした。ただ、どちらも同じ空手なので求めるものは一緒だとも感じました。極真と全空連の両方のチャンピオンを目指すというのが自分の夢なので、11月の全日本大会でその一つを実現できるように全力を尽くします」

No.97 与座優貴(茨城県常総支部/初段/170㎝/73kg/19歳)
「今年は結果を残さなければいけないという思いがあるので、一戦一戦集中し、勝つことにこだわって4月の世界ウェイト制大会よりも進化した自分を見せていきたい。自分の持ち味であるスピードと機動力を活かせば、4回戦で対戦すると思われるアショット・ザリヤン選手など世界のトップ選手にも勝てないことはないと思っているので、そのことを証明するためにも必ず勝って優勝までたどり着きたい」

No.113 中島千博(東京城北支部/弐段/168㎝/81kg/22歳)
「今年は6月までの半年間で4大会に出場し、オールアメリカンは3位でしたが他の3大会で優勝できました。この経験を活かし、現在稽古していることが試合で出せれば全日本でも優勝できると思っています。順調に勝ち上がれば、三国志でいえば呂布(りょふ)のような鬼神の強さを誇る鎌田選手と4回戦で戦うことになるので、正々堂々と正面から挑んで勝って優勝したい」

No.128 鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186cm/95cm/30歳)
「昨年6月の全日本ウェイト制、11月の無差別全日本、今年4月の世界ウェイト制で優勝することができ、11月の第49回全日本大会は2連覇が懸かっていますが、チャンピオンとしての責任と義務をしっかり認識し、またチャレンジャーという意識を忘れることなく大会に臨みたいと思います。この10年は2連覇を遂げた日本選手はいないので、自分が2連覇を達成し、2年後の世界大会優勝につなげていきたい。改定ルールによって試合がより実戦的になったということは、相手を倒すチャンスが増えたとも言えると思うので、自分の信条とする、倒す組手を試合で一つでも多く表現していきたいと思います」

〈女子〉
No.209 佐藤七海(城西国分寺支部/初段/156cm/54kg/19歳)
「一般部の試合に出場するようになってまだ間もないですが、持っている力を精一杯出し切り、優勝を目指して頑張ります。スピードを活かした組手と気持ちの強さが自分の長所だと思っているので、1回戦から気を抜かずにしっかりと戦い、女子選手でもこれだけの動きができ、こんなに戦えるのかというところを見せられたらと思います」

No.216 小田幸奈(広島県支部/初段/160cm/60kg/23歳)
「今回は男女同時開催で女子にも注目が集まると思うので、女子の重量級優勝者という自覚を持ち、2年後の無差別世界大会を見据えて戦っていきたいと思います。女子ならではの身体の柔軟さを活かした蹴り技や女子でも相手を倒せるということを通じて、女子空手の魅力を観客の皆さんに伝えたい」