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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第56回目の講習会が9月30日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。

この日は15:00からの形(型)講習のみで、今回は和道流の志村耕一先生の指導でセイシャンの最後となる5回目の講習が行われ、最初に無号令で通して1回行い、続いて先生が細かい動作の説明をしながら号令に合わせて3回通して行われた。次に一つ一つの動作の分解の指導があり、2人組でセイシャンの前半に出てくる肘受け、掛け受けから落とし受け、後半に出てくる3方向の相手の上段突きの攻撃に対する手の受けから左右二度突きの返しを行い、志村先生は「力で受けるのではなく、体全体を使ってはじくように受けると、力が抜けてリラックスしているので速く正確な突きが打てるようになります」との説明があり、また「体の鼠径部(そけいぶ)と膝を柔らかく使うと伸びのある突きが出せます」と解説された。

その後、上達の早い講習生が皆の前でセイシャンの形を披露し、先生は「全空連の形試合では最初と最後に必ず礼をします。どんなに素晴らしい形の演武をしても礼がなければその場で失格になります」との話があった。
最後に無号令で通して行い、先生から「短い期間でしたがセイシャンの形を覚えていただき、ありがとうございました。和道流の立ち方や動作、空手に対する考え方などが、今後の皆さんの稽古の中に活かしていただけたらとても嬉しく思います」と挨拶されて指導を終えた。

次回の講習会は来週10月7日(土)、形は伊藤康夫先生の指導でチントウの講習がスタート、組手は土佐樹誉彦先生の指導で行われる予定である。