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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第12回目の講習会が9月17日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
この日は16時より横道正明先生の組手の講習が行われ、まず前屈立ち下段払いからの逆突きから稽古がスタートした。横道先生からは、前屈させた前足の膝の位置や使い方、後ろ足の張り、体を上下させないこと、腰の切り方、引き手の軌道などの注意があり、次の前屈立ち下段払いからの前蹴りの稽古では、スピードを意識することや軸の大切さなどが説明された。
続いては、輪になったゴムのひもを足に巻き、二人組になってゴムひもを両手に持って突きを繰り出す稽古が行われた。最初に前屈立ちから二人同時に前に出て追い突き、続いて前屈立ちから二人同時に突きを出しながらスイッチ。横道先生からは「軸を意識して素早く腰を切ること」との指摘があった。
次は、画用紙に5つの穴を開けてそれぞれ番号を付け、二人組で片方がそれを持ちながら「1、2」と号令をかけ、相手はその番号に合わせた穴に突きを放つ稽古が行われた。最初は平行立ちからゆっくりと行い、慣れてきたらお互いに組手立ちになって「1+1」「2+2」などの号令をかけて行われ、先生は「組手では頭を使うことも重要です。ただ慣れて惰性で行うのではなく、頭を素早く切り替えて行ってください」と話された。
最後は先週も行った電球が点灯した瞬間に突き蹴りを繰り出す稽古が行われた。横道先生の「これは瞬間的に反応すること、目を鍛える目的もありますが、自分の攻撃を出す瞬間に腹の中から気合いを出す稽古でもあります」と解説されて、この日の講習会は終了した。
次回の講習会は、来週9月24日(土)、15時より行われる予定である。