追悼 国際大山空手道連盟 大山茂総主ご逝去に寄せて
2016年2月17日
この度 国際大山空手道連盟 大山茂総主のご逝去の報に接し 謹んで哀悼の意を表します
大山茂総主は極真会館の前身である大山道場時代より大山倍達門下生として多年にわたる修行に励み 極真会館の創成期からご活躍され その後も国際的な空手道の普及発展に多大なる貢献をされました
私自身は第4回世界大会を前後して何度かアメリカで直接ご指導いただき 厳しさの中にも包容力のある総主のお人柄に魅かれ その空手哲学や卓越したご指導に触れたことは今も私の財産となって深く心に残っております
国際大山空手道連盟と極真会館は昨年9月に友好団体となり 11月の世界大会の折には総主の長年の功績を称え 十段位を贈呈いたしました
ご存世中に極真空手の最高段位である十段の帯をお渡しできたことが 少しでも手向けになったのであれば誠に幸いです
ご遺族の皆様はじめ 偉大なる指導者を失った国際大山空手道連盟の皆様のご心中は察するに余りあるものですが 総主のご遺志を継がれ尚一層の隆盛を迎えられますことをお祈りいたします
また我々も同じ大山倍達門下として総主のご功績に学び 今後も空手道の発展に寄与していく所存でおります
故人のご生前のご厚情に深く感謝申し上げ 心よりご冥福をお祈り申し上げます 合掌
2016年2月18日
国際空手道連盟 極真会館
館長 松井章奎