昇段レポート


「極真空手の黒帯としての責任と自覚を持ち、信頼される人間になる」
有馬美優士/初段/兵庫・大阪南支部

この度は、昇段審査を受ける機会を与えて下さった中村師範をはじめ、住谷師範代、御指導いただいた先生、先輩方、共に稽古して下さった皆様に感謝致します。

私が極真空手を始めたきっかけは、4歳の頃に毎日通っていた保育所までの道に極真空手のポスターが貼ってあり、そのポスターを見て尼崎道場に見学に行きました。1カ月くらい見学に通い、ようやく入門することに決めました。

私はあまり覚えていないのですが、住谷師範代や母の話によると、入門しても数カ月は怖くて練習に参加できず、空手着を着たまま保護者席で見学していたそうです。ある日、補強練習できっかけを作っていただき、参加することができました。そこから私の空手人生が始まりました。

初めの頃の試合や合宿は不安で怖かったのを覚えています。年齢が経つにつれ、気持ちも少しずつ強くなって空手の楽しさが分かってきました。先生、先輩のレベルの高い試合を観るのにも興味を持ち、東京まで試合を観に行くこともありました。そのうちに、私もいつかはこんな大きな試合に出て勝ちたいと思いました。

高校卒業後、私は住谷師範代の内弟子となり、日々稽古に励んでいます。学生のときとは意識も変わり、練習量も増えて自然と昇段を意識するようになりました。そうしているうちに昇段審査を受けることを許され、喜びと不安で胸がいっぱいでした。

春から参加させていただいている「尼金(尼崎道場で金曜日に行われている強化選手のガチンコ組手稽古)」の練習で、すごくスタミナと根性が付きました。審査の2日前にも「尼金」で2分20本のガチンコ組手を行い、そのおかげで審査会当日の10人組手を何とか持ちこたえることができました。

今後は大きな試合にも積極的に出ていき、結果を残したいです。

最後になりますが、私が黒帯を締めることができたのは、決して自分の力ではなく、中村師範をはじめ、住谷師範代、お忙しい中応援に駆けつけて下さった道場の皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

これからは極真空手の黒帯として恥じない人間になれるよう、努力精進していきます。押忍。