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4月9日(日)、全国選手強化委員会の主催による第13回世界大会代表選手強化稽古が総本部代官山道場において実施された。
この日は、世界大会代表の西村界人、コバレンコ・コンスタンティン、大秦稜司、清水祐貴、鵜沢菜南、佐藤七海、山﨑乙乃の7名の選手が参加し、赤石誠日本代表監督をはじめ塩島修、徳田忠邦、御子柴直司、村田達也の各コーチ陣の指導を受けた。

まず赤石監督の号令で基本稽古、移動稽古からスタートし、対面による突きの基本稽古、カウンターのタイミングを意識した約束組手と続き、次に世界大会を想定した強豪外国人選手の対策として、各選手の最近の試合映像を見て分析し、その選手が得意にしている技や攻撃パターンを実際に二人組で反復するなどして、戦い方の特徴を研究した。

続いてルールの新たな微調整部分である防御技術に主眼を置いた受け返し、そして自由組手が行われて、最後はミット稽古で締め括った。稽古後にはディスカッションの場が設けられ、過去に世界大会を経験した監督・コーチから自身の体験談を踏まえたアドバイスが送られると、選手たちからは自身が空手を始めたきっかけや世界大会へ向けた熱い想いなどが語られ、指導陣と代表選手がチームとして意識を共有する有意義な時間になった。

稽古を指導した赤石監督は「今回の稽古のテーマは、一つは相手のどんな技も不用意にもらわないこと。ルールの微調整もありますが、世界大会は3日間のトーナメントでダメージを負わないことが勝つための重要なポイントとなり、相手の技に対する防御の意識を高めて技術を磨いていくことは優勝するための絶対条件になります。もう一つのテーマとして外国人選手対策の稽古を行いましたが、今後はこのような本番の試合を想定した稽古が増えていく予定です。自分が相手選手と戦った場合、どういう組手をするのかを具体的にイメージしながら、11月に向けて士気を高めていってもらいたいと思います」と総括した。