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3月12日(日)、全国選手強化委員会の主催による第13回世界大会代表選手&全国選手強化稽古が前回2月に続いて総本部代官山道場において実施された。

この日はI.K.O.極真ルールの新たに微調整が加わる部分の認識を広めるため、松井章奎館長が出席。また、選手強化委員会の木山仁委員長、赤石誠日本代表監督、各コーチ陣と審判審議委員会の委員が参加して、1対1の試合形式で組手が行われた。

参加選手は世界大会代表の西村界人、コバレンコ・コンスタンティン、大秦稜司、加賀健弘、清水祐貴、石﨑恋之介、鵜沢菜南、佐藤七海、知念琉花、山﨑乙乃、他に代表候補選手数名を含む約50名。稽古は、13時より赤石監督の号令で準備運動、基本稽古から始まり、続いて審判審議委員の進裕治支部長からルールの新たな微調整部分である防御技術の重要性や胸が合った状態・腕が合った状態の反則についての説明や諸注意があり、13時30分より本戦3分のみの試合形式の組手が行われ、各組手で判定を取り勝敗が付けられた。

また、各試合が終了するごとに松井館長から選手に対して組手の長所や短所が指摘され様々なアドバイスが送られた。その後、16時からは全体で組手稽古が行われ、その際も松井館長は各選手に気になる点や注意すべき点などを指摘し、技術の向上を促した。

17時に稽古が終了し、最後に館長から選手たちに「今日、私がアドバイスしたことや組手の感想は皆さんなりに受け止め咀嚼して今後に活かしていただきたいと思います。本来の稽古は、ただ決められたルーティンをこなして汗を流すのではなく、そこから何を学び、本質をかみ砕いて自分のものにして、その後の組手に活かすかということ。それをよく考えて取り組んでください」と話が合った。

普段は館長の指導を受ける機会の少ない選手たちにとって、今回個別にアドバイスを送られたことは非常に貴重な経験の場になったに違いない。代表選手は11月の世界大会に向けて、その他の選手は6月の全日本体重別大会や各地で開催される大会に向け、さらなる進化や発展が期待される。