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2019オープントーナメント第36回全日本ウェイト制空手道選手権大会
2019年4月20日（土）21日（日）／武蔵野の森 総合スポーツプラザ
第36回全日本ウェイト制優勝者。左から軽量級／アレクサンダー・アリストフ、中量級／加賀健弘、
軽重量級／大澤佳心、重量級／ゴデルジ・カパナーゼ
4月20日（土）21（日）、武蔵野の森 総合スポーツプラザにて「2019国際親善空手道選手権大会」と同時開催で「2019オープントーナメント第36回全日本ウェイト制空手道選手権大会」が行われ、軽量級（－70㎏）・中量級（－80㎏）・軽重量級（－90㎏）・重量級（＋90㎏）の4階級に合計159名が出場し、初日の予選で各階級のベスト16までを選出し、2日目はベスト8を決める予選から決勝までの各試合が行われた。
軽量級は昨年4位のアレクサンダー・アリストフ（ロシア）が準決勝で小林健人（東京城北支部）に4－0の判定勝ち、反対のブロックでは昨年準優勝のアリム・ユヌソフ（ロシア）が奥寺勇輝（東京城西支部）から足掛け下段突きで技有りを奪い優勢勝ちで、決勝はロシア勢同士の対戦となり、22歳のアリストフが34歳のユヌソフを4－0の判定で下した。
中量級は2014年準優勝者の加賀健弘（東京城西支部）と2015年軽量級優勝者の清水祐貴（東京城北支部）の本命同士の決勝戦。本戦は両者に減点があり判定0－0、延長戦では加賀が攻勢に出て5－0の判定勝ちで初優勝となった。
軽重量級では昨年準優勝者の安島喬平（茨城・埼玉北支部）が3回戦で減点を取られて敗退。2017年中量級優勝者の竹岡拓哉（東京城西支部）は準々決勝で対戦相手の西村将真（京都支部）の顔面殴打によりドクターストップで準決勝を欠場するなど優勝候補の2名が姿を消す中で決勝に勝ち上がって来たのは、昨年3位の大澤佳心（東京城西世田谷東支部）とロシアのベテラン、アンドレイ・チルコフだった。それまで延長を重ねて疲労の色が濃かった大澤だが、決勝では下段廻し蹴りを的確に連打してチルコフに4－0の判定勝ちで優勝した。
ロシアの強豪が複数参戦した重量級は、準々決勝で南原健太と山川竜馬（共に東京城北支部）が敗退し、ベスト4にロシア選手4名が勝ち上がった。準決勝では2017年優勝者のゴデルジ・カパナーゼが南原を下したダニル・ゴリューシキンに延長3－1の判定勝ち、反対側のブロックではオレクサンダー・イエロメンコが昨年優勝者アントン・グリアエフに顔面殴打の反則で失格となり、グリアエフがドクターストップで決勝戦を欠場したため不戦勝でカパナーゼが2度目の優勝を遂げた。
また、今大会は秋に開催される第12回全世界空手道選手権大会（11月22日～24日、武蔵野の森 総合スポーツプラザ）の日本代表選手選抜戦で各階級の優勝者と準優勝者に世界大会出場権が与えられる規定になっており、中量級優勝・加賀健弘、同準優勝・清水祐貴、軽重量級優勝・大澤佳心の3名が新たに日本代表として世界大会に出場することが決定した。
軽量級決勝／アレクサンダー・アリストフ（右）vsアリム・ユヌソフ
中量級決勝／加賀健弘（右）vs清水祐貴
軽重量級決勝／大澤佳心（右）vsアンドレイ・チルコフ
重量級優勝／ゴデルジ・カパナーゼ（右）
日本代表が確定した3名。右から大澤佳心、加賀健弘、清水祐貴
2019オープントーナメント第36回全日本ウェイト制空手道選手権大会
2019 The 36th All Japan Weight Category karate Championships Results
■軽量級 (Light Weight －70kg)
優勝／アレクサンダー・アリストフ (ロシア)
1st Place／Aleksandr Aristov (RUSSIA)
準優勝／アリム・ユヌソフ (ロシア)
2nd Place／Alim Iunusov (RUSSIA)
3位／小林健人 (東京城北支部)
3rd Place／Kento Kobayashi (JAPAN)
4位／奥寺勇輝 (東京城西支部)
4th Place／Yuki Okudera (JAPAN)
■中量級 (Middle Weight －80kg)
優勝／加賀健弘 (東京城西支部)
1st Place／Takehiro Kaga (JAPAN)
準優勝／清水祐貴 (東京城北支部)
2nd Place／Yuki Shimizu (Japan)
3位／亘 和孝 (東京城西支部)
3rd Place／Kazutaka Watari (JAPAN)
4位／ブラデスラブ・カミドゥリン (ロシア)
4th Place／Vladislav Khamidullin (RUSSIA)
■軽重量級 (Heavy Weight －90kg)
優勝／大澤佳心 (東京城西世田谷東支部)
1st Place／Kashin Osawa (JAPAN)
準優勝／アンドレイ・チルコフ (ロシア)
2nd Place／Andrey Chirkov (RUSSIA)
3位／髙橋扶汰 (東京城北支部)
3rd Place／Youta Takahashi (JAPAN)
4位／竹岡拓哉 (東京城西支部)
4th Place／Takuya Takeoka (JAPAN)
■重量級 (Super Heavy Weight ＋90kg)
優勝／ゴデルジ・カパナーゼ (ロシア)
1st Place／Goderzi Kapanadze (RUSSIA)
準優勝／アントン・グリアエフ (ロシア)
2nd Place／Anton Guliaev (RUSSIA)
3位／ダニル・ゴリューシキン (ロシア)
3rd Place／Danil Goryushkin (RUSSIA)
4位／オレクサンダー・イエロメンコ (ロシア)
4th Place／Aleksandr Eremenko (RUSSIA)
