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第3回極東ロシア選手合宿がバレリー・プーカス支部長の主催で3月25(日)~29日(木)までハバロフスクで実施された。合宿には総本部の澤村勇太指導員が赴いて、主に改定ルールにおける組手のテクニックを指導し、稽古には300名以上の道場生が参加した。参加者の中には世界大会や全日本大会で活躍した選手もおり、それぞれが新しい技術の習得に向けて熱心に稽古に取り組んだ。
合宿最終日は昇級・昇段審査会。基本・移動・型・補強・組手と全ての項目について5時間を超える審査が行われるなど、内容の濃い審査会となった。また、この審査会をもって、合宿の全行程が終了した。
 合宿に参加した澤村指導員は、「今回の合宿では、改定ルールにおける掛けや捌きを中心に指導しましたが、これはロシア全体に言えることですが、改定ルールの技術が以前よりも浸透してきていると感じました。組手では自然に押しや掛け、捌きを効果的に使っている道場生が見受けられ、自分が指導する際には技術と共に、なぜルールの改定がなされたのか、またルール改定によって以前よりも組手や試合が実戦的になったことなどを伝えました」と指導の内容を語り、「ロシアのこの地域での指導は約10年ぶりでしたが、以前よりも壮年層の男性や女性が増えており、極真空手が幅広い層に愛されていると感じました」と感想を述べた。
 最後に澤村指導員は、「このような貴重の機会をいただき、松井館長、プーカス師範をはじめ、稽古に熱心に取り組んでくれたロシア支部の道場生の方々に感謝いたします。この経験を今後の自分の空手道の追求や日本での道場生の指導に活かしていきたいと思います」と、さらなる向上を誓った。

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