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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第40回目の講習会が5月13日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からの形(型)講習は糸東流の関根寛和先生の指導で、まず日頃道場で教えているという移動基本(移動稽古)からスタートし、前屈立ちでの追い突き、逆突き、下段払い、外受け、上段受け、猫足立ちになり手刀受け、四股立ちでの下段払いが行われた。関根先生は「セイエンチンは四股立ちと猫足立ちで素早く移動する動作が出てくるので、この移動基本をよく稽古しておくといいと思います」と話された。
形講習に移り、最初にバッサイダイを無号令で2回行い、関根先生からは「皆さん、手順もしっかりと覚えてよく稽古されていることが伺われます。講習会で行った分解はあくまで教科書的なものなので、それを応用して様々な技や動きを探ってみることも大事です」との言葉があった。
続いて今回からセイエンチンの講習が始まり、四股立ちから貫手、押し込んで肘打ちなど前半部分の講習と分解の解説が行われ、この日の形講習を終えた。
16:00からの組手講習は土佐誉樹彦先生の指導で、最初に土佐先生から「今回は相手の攻撃に対してどう対処するか、どう技を返すかといった稽古を進めていきます」と話があり、2人組になって組手稽古が行われた。まず相手の刻み突きに対しての見切り、次に見切りからの技の返し、また上段突きから中段突きの連打に対する技の返しが指導された。さらに相手の前蹴りや廻し蹴りに対しての対処法や受けから技の返しの方法などの指導があった。
土佐先生は「全空連の組手は離れた間合いから攻防が始まります。慣れない間合いだと力を100パーセント出すことができないので、まずその間合いに慣れるように相手との距離を意識してください」との注意があった。
最後は相手の前蹴りを捌いてその蹴り足が床に着く前に刈って相手の体勢を崩す稽古を行い、この日の講習会は終了した。
次回の講習会は5月20日(土)に行われる予定である。