4月16日（日）、東京体育館にて「2017第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会」が開催され、世界各国・各地域から4階級に各8名（合計32名）が出場して体重別の空手世界一が争われた。
軽量級は昨年6月の第33回全日本ウェイト制大会で優勝した与座優貴（日本／茨城県常総支部）が決勝戦でアリム・ユヌソフ（ロシア）を判定4－0で下して優勝。中量級は大澤佳心（日本／城西世田谷東支部）とアンドレイ・ズボレフ（ロシア）の決勝戦となり、大澤が延長戦4－0の判定勝ち。優勝候補と見られていたアショット・ザリヤン（ロシア）は準決勝で大澤に判定負けを喫し3位に終わった。
軽重量級は髙橋佑汰（日本／東京城北支部）とアンドレイ・ルジン（ロシア）が決勝戦を戦い、ルジンが判定5－0で髙橋を破って優勝。髙橋との決勝対決が期待された上田幹雄（日本／横浜北支部）は準決勝でルジンに判定で敗れたものの、3位決定戦でソウタ・ナカノ（アメリカ）を下して3位に。重量級では昨年の第48回全日本大会で優勝した鎌田翔平（日本／東京城西支部）が、決勝戦で2016ロシア重量級優勝者のオレクサンダー・イエロメンコ（ロシア）を判定5－0で退け、世界ウェイト制大会初優勝。前回大会優勝者の荒田昇毅（日本／千葉県中央支部）は準決勝でイエロメンコに判定で敗れ3位となった。
4階級すべての決勝戦が日本vs.ロシアの対戦になった今大会で日本は3勝1敗と勝ち越し、第4回＆第5回大会に続いて3階級で優勝を遂げた。
軽量級決勝戦／与座優貴vs.アリム・ユヌソフ
中量級決勝戦／大澤佳心vs.アンドレイ・ズボレフ
軽重量級決勝戦／アンドレイ・ルジンvs.髙橋佑汰
重量級決勝戦／鎌田翔平vs.オレクサンダー・イエロメンコ
今大会には公益財団法人 全日本空手道連盟の笹川堯会長が来賓として挨拶を行い、特別演武として2014年・2016年世界選手権女子個人形2連覇の清水希容選手がチャタンヤラクーサンクーを披露し、満員の観客から大きな拍手が贈られた。
また極真会館と新たに友好団体となった「全日本真正空手道連盟 真正会」の中本直樹代表と「国際福祉空手道連盟 拳成館」の黒澤貫太郎館長が紹介された。
特別表彰では、オーストラリアのトレヴァー・トッカー師範、ニック・キュージック師範、イタリアの脇内勉師範に、これまでの功績を称えて松井館長より七段位が授与された。
2017 第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会
2017 The 6th World Weight Category karate Championships Results
左から軽量級優勝／与座優貴、軽重量級優勝／アンドレイ・ルジン、
重量級優勝／鎌田翔平、中量級優勝／大澤佳心
■軽量級 (Light Weight －70kg)
優勝／与座優貴 (日本／茨城県常総支部)
1st Place／Yuki Yoza (JAPAN)
準優勝／アリム・ユヌソフ (ロシア)
2nd Place／Alim Iunusov (RUSSIA)
3位／イリヤス・アスタミロフ (ロシア)
3rd Place／Ilias Astamirov (RUSSIA)
4位／福井裕樹 (日本／本部直轄浅草道場)
4th Place／Yuki Fukui (JAPAN)
■中量級 (Middle Weight －80kg)
優勝／大澤佳心 (日本／城西世田谷東支部)
1st Place／Kashin Osawa (JAPAN)
準優勝／アンドレイ・ズボレフ (ロシア)
2nd Place／Andrey Zuborev (RUSSIA)
3位／アショット・ザリヤン (ロシア)
3rd Place／Ashot Zarinyan (RUSSIA)
4位／山田拓馬 (日本／大阪なみはや支部)
4th Place／Takuma Yamada (JAPAN)
■軽重量級 (Heavy Weight －90kg)
優勝／アンドレイ・ルジン (ロシア)
1st Place／Andrei Luzin (RUSSIA)
準優勝／髙橋佑汰 (日本／東京城北支部)
2nd Place／Yuta Takahashi (JAPAN)
3位／上田幹雄 (日本／横浜北支部)
3rd Place／Mikio Ueda (JAPAN)
4位／ソウタ・ナカノ (アメリカ)
4th Place／Sota Nakano (USA)
■重量級 (Super Heavy Weight ＋90kg)
優勝／鎌田翔平 (日本／東京城西支部)
1st Place／Shohei Kamada (JAPAN)
準優勝／オレクサンダー・イエロメンコ (ロシア)
2nd Place／Oleksandr Ieromenko (RUSSIA)
3位／荒田昇毅 (日本／千葉県中央支部)
3rd Place／Shoki Arata (JAPAN)
4位／ルーカス・マクキノン (ニュージーランド)
4th Place／Lucas Mckinnon (NEW ZEALAND)
一撃賞／アリム・ユヌソフ (ロシア)
