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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第14回目の講習会が10月1日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
この日は16時より横道正明先生の組手の講習が行われ、最初は前屈立ちの前足の膝付近にひもを横に引いて、そのひもに当たらないように蹴り足を抱え込んでの前蹴りの練習が行われた。横道先生からは「押すよな蹴りではなく、十分に膝を抱え込んで蹴り、引く時も膝を抱え込んで素早く引くこと」と指導があり、その際「蹴り足のことばかり考えるのではなく、軸足をふらふら動かさずにバランスを取る」、そして「スピードを意識すること」との注意があった。
空蹴りを反復した後は、同じく膝の高さにひもを引き前方に狙う的を置いて蹴る稽古が行われた。
続いては、ボールを上段・中段・足下の3カ所に付けたひもを一人が持ち、二人組になって攻め手がボールの的を目がけて突き、蹴り、足払いを繰り出す稽古が行われた。先生からは「間合いが近くならないように注意すること。それから力まかせの攻撃にならずに、リラックスした状態から後ろ足で床を蹴る力を利用して速く前に出て、攻撃は的を外さないようにして下さい」との説明があった。続いて攻め手が一本攻撃を出したら、持ち手が回転して的を移動させ、攻め手は素早くポジションを変えて攻撃を続ける稽古。先生は「攻め手は移動してから体が不十分な体勢のまま攻撃を出すのではなく、構えを作ってから攻撃を出す」との指摘があり、「突きの引き手はしっかり引いて残心を示す」との注意があった。最後は2列になり、一本突き、一本蹴りで順番に攻撃を繰り出してこの日の稽古を終えた。
次回の講習会は、10月15日(土)に行われる予定である。