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(後列左から)髙橋佑汰、山川竜馬、松井館長、木山監督、上田幹雄、鎌田翔平
(前列右から)与座優貴、清水祐貴、大澤佳心、石﨑恋之介、竹岡拓哉、福井裕樹

9月28日(水)、『日本赤十字社 東日本大震災・平成28年熊本地震災害 義援金チャリティー 第48回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の開催記者会見が東京・渋谷区の本部直轄代官山道場にて実施され、トーナメント組み合わせが発表された。記者会見には松井章奎館長、木山仁日本代表監督をはじめ、今大会に出場する上田幹雄、鎌田翔平、髙橋佑汰、山川竜馬、石﨑恋之介、竹岡拓哉、大澤佳心、与座優貴、福井裕樹、清水祐貴の10選手が出席し、それぞれ大会に臨む抱負を語った。
まず松井館長より、「今回の第48回全日本大会は、昨年第11回世界大会を終えて次の第12回大会に向けた新たな一歩としての位置づけであると同時に、4月にルール改定を発表し6月の全日本ウェイト制大会より実施しましたが、ルール改定後初めての無差別全日本大会ということになります。また、来年行われる第6回世界ウェイト制大会の日本代表選考大会となりますので、その意味でも見応えのある試合が展開されると思います」と大会の概要が語られ、ルール改定後初の無差別で行われる全日本大会について、「無差別だからこそ小さい選手が体の大きな選手や手足の長い選手に対して、押しや捌きを有効に使える技術も改定されたルールの中では可能になります。その意味で選手たちにとっては一瞬の気のゆるみも許されない、また観客にとっては一瞬も目が離せない。そういった試合が続いていくと同時に、今後は技のバリエーションが増え、瞬間的なやり取り、いわゆる武道としての刹那の技術が随所に垣間見える試合展開が予想されます」と見所を語った。



会見に出席した木山仁・日本代表監督は、「昨年の第11回世界大会では残念ながら王座奪回を果たすことができませんでした。また、前回の第5回世界ウェイト制大会(2013年)で日本は3階級制覇を達成したものの、軽重量級のみ王座を獲得することができませんでした。来年こそは4階級制覇を果たし、3年後に行われる無差別の第12回世界大会にしっかりとつなげていきたい」と展望を語った。今大会で注目する外国人選手には「中量級の体格ながらスピードとパワーを活かした組手をして昨年の世界大会で5位に入賞したアショット・ザリヤン選手(No.32)、また6月の全日本ウェイト制大会で自分のミスで敗れたゴデルジ・カパナーゼ選手(No.97)はルール改定をかなり研究してくるので要注意。またエルダー・イスマイロフ選手(No.48)はもともと技の攻防が得意なタイプで、ルール改定によって適度な間合いを保った攻防ができればさらに持ち味が発揮される可能性が高い。ロシアの18歳の新鋭アントン・グリエフ選手(No.49)は193㎝、97kgと大型にも関わらずスタミナも切れず最後まで力強い技を繰り出す」と4選手の名前を挙げ、迎え撃つ日本選手に対して、「そういった強豪を抑えてベスト8に一人も外国人選手を上げないという気持ちで大会に臨んで欲しい」と期待を込めた。

■第48回全日本大会チケット情報
■第48回全日本大会トーナメント
■第48回全日本大会開催記者会見動画



■各選手のコメント
No.1 髙橋佑汰(東京城北支部/弐段/181cm/94kg/23歳)
「6月のウェイト制大会では鎌田選手と決勝戦を戦い、ルール改定での技有りを奪われて準優勝で終わり、まだまだ自分は実力が足りないことを痛感し、それ以降は今回の全日本大会に向け自分に足りないものを見つけて稽古を続けてきました。ゼッケン1番ということで、その責任や役割をしっかりと果たし、第1試合なので会場の緊張感を一気に高めて良い大会にしたいと思います。一人一人の相手がライバルになりますが、世界大会の翌年は世代交代と言われますので、決勝では上田幹雄選手と戦いたい」

No.33 竹岡拓哉(東京城西支部/弐段/169㎝/80kg/26歳)
「ルール改定について、ウェイト制大会後は様々な大会に行って勉強してきましたが、その試合ごとに新しい技が生まれていたり、地方や道場によって進化が見られています。それらの新しい技に対応し、外国人選手を退けて優勝を狙っていきたい。また、ルール改定によって自分のような体格の小さい者でも、長い手足の選手に対して一瞬の押しや捌きが有効に使えるので、状況次第では有利になる場面もあると思うので、それらを駆使して勝ち進んでいきたいと思います」

No.41 与座優貴(茨城県常総支部/初段/170㎝/70kg/18歳)
「ルール改定となったウェイト制大会では足掛けが有効に使えた感触があるので、さらに磨きをかけて稽古してきました。また、軽量級の枠の中だけで勝っても意味がないと思うので、無差別でしっかり結果を残したい」

No.65 上田幹雄(横浜北支部/弐段/187㎝/91kg/21歳)
「昨年の世界大会は自分が日本選手の最後の一人になり、その悔しい気持ちを忘れずに一年間稽古してきました。全日本大会では皆さんの気持ちに応えるべく、何としても日本が優勝する、その中でも自分が優勝するという気持ちで臨みます。世界大会の翌年は世代交代と言われているので、それならば自分が世代交代のトップに立ちたい。中でも少年部時代からよく比べられる存在である髙橋佑汰選手と決勝戦で戦って決着をつけたいというのが、自分の今大会の大きなテーマです」

No.73 清水祐貴(東京城北支部/初段/172㎝/72kg/21歳)
「無差別の全日本大会はルール改定にしっかりと適応しなければ勝てないと思うので、どう適応するかに重点を置いてこれまで稽古を積んできました。自分のスピードとフットワークが日本、そして世界の強豪選手にどれだけ通用するのか楽しみです」

No.89 大澤佳心(城西世田谷東支部/初段/176㎝/80kg/20歳)
「ウェイト制大会では自分はルール改定に全く対応できていなかったので、大会以後はルール改定に重点を置いて稽古してきました。ベスト8入賞を目指して、来年の世界ウェイト制出場を決められるように頑張ります」

No.96 石﨑恋之介(東京城西支部/弐段/168㎝/83kg/21歳)
「ウェイト制大会での自分の反省点は両手の押しで反則を取られたことが主でしたが、ウェイト制以後は両拳での突き放しが認められたので、それを有効に使っていきたい。小さい人間だから大きい人間に押されてしまうのではなく、逆に小さい人間から見れば相手は的が大きいので、そういったことも活用して戦っていきたいと思います。全力で覇気を出し、1戦1戦勝ち上がって優勝を目指します」

No.112 山川竜馬(東京城北支部/初段/186㎝/100kg/22歳)
「ルール改定に対応するのはもちろんですが、ウェイト制大会以後で選手も研究していると思うので、自分もバリエーションを増やして戦っていきたい。来年の世界ウェイト制大会に出場し優勝するには、今回の全日本大会で皆さんの予想を裏切るようなインパクトを与える試合をしなければいけないと思います。そのために全力で頑張ります」

No.120 福井裕樹(本部直轄浅草道場/弐段/171㎝/71kg/40歳)
「来年の世界ウェイト制大会を自分の選手生活20年の集大成にしたいと思っているので、そのためには今回の全日本大会で結果を残さなければいけないと思います。自分が対戦すると予想する2回戦のキリル・プサリョフ選手はヨーロッパ軽量級優勝者なので軽量級対決としても負けられません。3回戦のアレハンドロ・ナヴァロ選手とは年齢が同じ40歳なので、そこで必ず勝ち上がり、続く4回戦は日本を代表する鎌田選手との試合で自分の全てを出し切るつもりで戦いたいと思います」

No.128 鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186㎝/95㎝/29歳)
「昨年の世界大会は進退を賭けて臨みましたが、とても残念な結果になり、このままでは終われないという判断で選手を続行することに決めました。6月のウェイト制大会では優勝することができましたが、自分の気持ちの中では無差別の全日本や世界大会で優勝することでしかその雪辱を果たすことができないと思っています。世界大会の翌年は世代交代の年と言われますが、自分もチャレンジャーですので目の前の相手を一人一人倒して表彰台の一番上を目指します」

なお、No.64荒田昇毅(千葉県中央支部/初段/184㎝/100kg/29歳)は所用により会見は欠席したが、「今大会では自分の空手を貫き、何がなんでも勝つ!」という力強いコメントが寄せられた。