6月4(土)・5日(日)開催、第33回全日本ウェイト制大会・記者会見&トーナメント発表
2016年5月18日
5月18日(水)、『日本赤十字社 東日本大震災・平成28年熊本地震災害 義援金チャリティー 2016オープントーナメント第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の開催記者会見が東京・渋谷区の本部直轄代官山道場にて実施され、各階級のトーナメント組み合わせが発表された。記者会見には松井章奎館長をはじめ、今大会に出場する軽量級・清水祐貴、小沼隆一、与座優貴、中量級・大澤佳心、加賀健弘、軽重量級・竹岡拓哉、仲澤弦希、石﨑恋之介、重量級・鎌田翔平、髙橋佑汰、南原健太、山川竜馬の12選手が出席した。
会見では、まず松井館長から、「今年の全日本ウェイト制大会は、来年行われる(第6回)世界ウェイト制大会の日本代表選考大会となります。また、4月の国際親善大会の際に発表しましたが、ルール改定後はじめてそのルールに則って試合が行われることになります」と今大会の主旨が説明された。
また、ルール改定後の試合についての質問に対し、松井館長は「今回のルール改定は、一年半ほど前から議論や検討を重ね、昨年の世界大会後に本格的に着手して4月に正式発表となりました。改定後の最初の大会でもあり、選手も審判も、観客の皆さんも混乱する場面があるかもしれませんし、今回のウェイト制大会がこのルールの完成形になるとは考えていません。そこから一つ一つ考察を深めて精度を高めていければと思います。格闘技はどの競技もルールのないところに安全性を考慮して便宜的にルールを作るのでどんな競技でも一長一短あるのですが、今回のルール改定で今までよりさらに実戦性が高くなり、観客の皆さんにも楽しんでいただけるような緊迫した試合展開が期待されますので、ぜひ注目していただきたいと思います」と答えた。
■第33回全日本ウェイト制大会チケット情報
■第33回全日本ウェイト制大会トーナメント
■各選手のコメント
<軽量級(-70kg)>
No.1 清水祐貴(東京城北支部/初段/171cm/70kg/21歳)
「自分が今まで稽古してきたことを信じて最後まで戦い切ります。ルール改定については、最後の1秒まで気の抜けない試合になると思うので自分も楽しみにしています」
No.26 与座優貴(茨城県常総支部/初段/170cm/67kg/18歳)
「昨年の悔しさをすべてぶつけて優勝したいと思います。できれば準決勝で昨年優勝した清水選手に勝って、決勝で昨年負けた小沼選手にリベンジしたい」
No.52 小沼隆一(下総支部/初段/164cm/70kg/31歳)
「自分の力を存分に発揮して、一つ一つ勝ち上がっていきたい。トーナメントでは誰と対戦するか分からないので、同じ階級で出場する全選手を意識しています」
<中量級(-80kg)>
No.77 加賀健弘(東京城西支部/弐段/171cm/77kg/21歳)
「今回は優勝だけを見据えて稽古に取り組んできましたので、試合当日は自分の力を存分に発揮して優勝を掴み、秋の無差別全日本につなげたい。ルール改定については、押しての崩しなどを意識して稽古しているので、そういった技を出せればと思います。原田(祐光)選手、中村(昌永)選手と上位で対戦して以前負けた借りを返したい」
No.78 大澤佳心(城西世田谷東支部/初段/176cm/80kg/20歳)
「昨年世界大会に出場することができたので、その経験を十二分に発揮して全力で戦いたいと思います。ルース改定については、試合で適応できるように日頃から稽古しているので本番ではそれを出したい。意識する選手は中量級に出場する全選手です」
<軽重量級(-90kg)>
No.104 竹岡拓哉(東京城西支部/弐段/168cm/80kg/25歳)
「今年は優勝した頭にありません。また、ルール改定ということで、自分もそれに適応して新しい技を開発しているので、それらが本番の試合でどう通用するのか、楽しみにしていて下さい」
No.116 仲澤弦希(茨城県常総支部/初段/173cm/88kg/21歳)
「昨年は4位で世界大会の出場権をあと一歩のところで逃してしまい、悔しい思いをしたので今年こそは絶対優勝してその悔しさを晴らしたいと思います。反対側のブロックのイリヤ・カルペンコ選手は世界で活躍する強豪で、優勝するためには避けては通れない相手だと思うので、カルペンコ選手に勝って優勝したい」
No.117 石﨑恋之介(東京城西支部/弐段/168cm/84kg/20歳)
「今大会は来年の世界ウェイト制につながる大会なので、一戦一戦大切に戦って優勝するという気持ちで臨んでいきたい。自分は軽重量級の中でも身長が低いので、押しや崩しは自分に不利になると思いますが、逆に小さいがゆえに有利になる部分もあると思い、今それを稽古しているので、ウェイト制の本番で出したいと思います」
<重量級(+90kg)>
No.130 髙橋佑汰(東京城北支部/弐段/180cm/90kg/23歳)
「3階級制覇を目指しますが、重量級は他の選手も全員強いので、一戦一戦集中して戦いたい。昨年の世界大会では悔しい結果で終わり、自分の組手を一から見直しました。また、ルール改定ということで、そのルールに向けた稽古にもしっかり取り組んでいます。心技体ともに昨年よりも上回っているという自覚がありますし、観客の皆さんを楽しませたいと思っています。」
No.133 山川竜馬(東京城北支部/初段/186cm/100kg/21歳)
「今回の重量級は強豪が揃っていてとても厳しい戦いになると思いますが、自分の力を出し切って自分が優勝するつもりで頑張っていきたい。意識しているのは、2回戦で当たることになるゴデルジ・カパナーゼ選手で、しっかり勝って優勝に近づきたいと思います」
No.137 南原健太(東京城北支部/初段/186cm/96kg/18歳)
「昨年は3位という結果で終わってしまったので、今年は自分のやってきた稽古を信じてすべての力を出し切って優勝を目指して頑張ります。ルール改定については、相手の動きに惑わされず、自分が使いこなして勝ち進んでいきたい」
No.143 鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186cm/95kg/28歳)
「昨年の世界大会は進退を賭けて臨みましたが、とても残念な結果になり、このままでは終われないという判断で選手を続行することに決めました。若い選手がたくさん出場していて、世界大会の翌年は世代交代の年とも言われますが、絶対そうはさせない、全試合一本勝ちするという気持ちで戦っていきたいと思います。ルール改定については、実戦性が高くなり、自分に適した改定だと思っているので、今から試合を楽しみにしています」