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 9月7日(日)、本部直轄恵比寿道場に於いて、一般茶帯(現1級、2級)、壮年・女子(現1級~四段)を対象に2014総本部秋季昇段審査会が実施された。審査会には松井章圭館長をはじめ、郷田勇三最高顧問、榊原孝邦師範、福田勇師範、杉村多一郎師範が出席し、合計32名が受審。中には今年6月の全日本女子ウェイト制大会軽量級で優勝した平岡琴初段や選手として活躍する遠藤ひとみ初段、また第9回世界大会3位の実績を持つアルトゥール・ホヴァニシアン四段の姿もあった。
 審査は13時から始まり、基本稽古、柔軟、拳立て、移動稽古、棒跳び、逆立ち歩行、ボール蹴り、型、最後に組手の審査が行われた。松井館長からは「空手の稽古はほとんどが一人稽古です。その際に重要なのは相手を“想像”することと、自分の技や動作を“創造”すること。この二つの“想像・創造”を意識することで一人でも正しい稽古ができるようになる、その一つの基準になるのが黒帯です」など、審査の要所で的確な解説や注意点の細かい説明があり、受審者の誰もが真剣な表情で一つ一つの言葉に耳を傾けていた。
 最後に松井館長は「審査は自分自身の現状を確認する機会ですから、それを基にして自分が目指す目的に向かって稽古を続けて下さい」と締め括られて、18時に実技審査、その後に筆記審査が終了した。