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ロシア支部の冬合宿が1月10日(金)~15日(水)にモスクワ近郊にて実施された。今回の合宿はロシア支部のアレクサンダー・イパトフ師範の主催で、ロシア国内の様々な地域から指導員クラスや主要選手を含め約400人が参加して行われた。

この合宿には、総本部正指導員のアルトゥール・ホバニシアン師範、昨年第12回世界大会で優勝した上田幹雄(神奈川横浜北支部)、第48回全日本大会優勝者の鎌田翔平(東京城西支部)が指導のため派遣され、アルトゥール師範は基本から組手や型まで全体的な指導を担当し、昨年から見直された型の講習もあった。また、上田と鎌田は主に組手の技術的な指導を担当し、試合の中で彼らが実際に繰り出した技を披露したり、実際に多くの参加者と組手稽古で手を合わせるなど、充実した内容になった。

また、合宿中に記者会見が開かれ世界大会で決勝戦を戦った上田とオレクサンダー・イエロメンコ、上位に進出した鎌田、コンスタンティン・コバレンコ、イゴール・ザガイノフが集まった報道陣からインタビューを受けた。

合宿ではアルトゥール師範とセルゲイ・クズネツォフ師範の指導で審判講習会が行われ、最終日には6時間半に及ぶ昇段・昇級審査が実地され75人が受審した。

昨年1月にもロシア合宿に参加した上田は「昨年の世界大会で優勝したことをロシアの皆さんからも祝福していただき、大変嬉しく思うと同時に極真空手の絆の強さを感じました。これからも世界チャンピオンとして恥ずかしくないような稽古や指導を心掛けていきたいと思います」と語り、鎌田は「海外の合宿に参加するたびに現地の皆さんの空手への情熱や日本に対する尊敬の念を強く感じ、それが自分の稽古へのモチベーションアップにつながっています。この経験を後輩たちに伝え、また今後の自分自身の活動に活かしていきたい」とロシア合宿に参加した収穫を語った。

◎神奈川横浜北支部
◎東京城西支部