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3月8日(金)~10日(日)、「2019南太平洋セミナー」がオーストラリアのシドニーのボンダイビーチでトレバー・トッカー・オーストラリア支部長の主催で開催された。セミナーは、15年ぶりに南太平洋地区を訪れた松井章奎館長の指揮の元、国際委員のケニー・ウーテンボガート師範、五来克仁師範が随行し、館長の指導を補佐した。

この3日間のイベントに南太平洋地区の支部長、指導員はじめオーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニア、カナダ、南アフリカ、アメリカ、日本の道場生が総勢140名参加した。セミナーは、ワンダナ先住民のセレモニーでオープニングし、松井館長からは、姿勢、立ち方、準備運動の手順や方法、基本稽古の高度な分解や応用が指導された。また、ウーテンボガート師範と五来師範による稽古では、移動稽古の技術的な解説と実戦的な応用、技の受け返し等の組手における動きの滑らかさやスピードとタイミングに主眼が置かれた。

今回のセミナーでは、トッカー支部長の極真会館在籍50周年記念パーティーも催され、松井館長はトッカー支部長の業績と組織に対する献身に祝辞を送り、他の参加者に向けて、「皆さんと共に稽古や組織活動に邁進し、極真会館をより良い形で次世代に引き継いでいきましょう」と参加者全員を激励した。