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日本赤十字社 東日本大震災・平成28年熊本地震災害 義援金チャリティー
2017オープントーナメント第34回全日本ウェイト制空手道選手権大会
2017年6月3日(土)4日(日)/大阪府立体育会館

6月3日(土)4(日)、大阪府立体育会館にて「日本赤十字社 東日本大震災・平成28年熊本地震災害 義援金チャリティー 2017オープントーナメント第34回全日本ウェイト制空手道選手権大会」が開催され、軽量級(-70㎏)・中量級(-80㎏)・軽重量級(-90㎏)・重量級(+90㎏)の4階級に合計116名が出場し、初日の予選で各階級のベスト16までを選出し、2日目はベスト8を決める予選と準々決勝から決勝までの各試合が行われた。
また、2日目の開会式では、去る5月19日(金)に逝去した城西下北沢支部・市村直樹支部長に哀悼の意を表し、黙祷が捧げられた。


まず軽量級はゼッケン1番のベイ・ノア(東京城北支部)と昨年ベスト8の亘和孝(東京城西支部)の決勝戦となり、亘が本戦終盤に中段突きで技有りを取って優勢勝ちで初優勝。中量級は優勝候補と見られていた原田祐光(本部直轄浅草道場)と多田将太朗(城西世田谷東支部)が2日目の予選で敗退して姿を消し、決勝には昨年同級3位の樋口知春(東京城北支部)と2011年第28回大会同級優勝者で昨年は軽重量級2位の竹岡拓哉(東京城西支部)が勝ち上がり、本戦で樋口の胴廻し回転蹴りをかわした竹岡が転倒した樋口に下段突きを決めて、これが技有りとなり優勢勝ち。竹岡は6年ぶり2度目の優勝となった。
軽重量級は2013年第45回全日本大会優勝者の安島喬平(茨城県常総支部)と昨年同級3位の中島千博(東京城北支部)が準決勝で対戦。開始直後に中島の上段前蹴りがクリーンヒットし、即座に残心を示して技有りを奪って優勢勝ち。一方、昨年同級優勝者の石﨑恋之介(東京城西支部)は準決勝で昨年ベスト8の石塚悠太郎(鹿児島県支部)に判定4-0で敗れ、石塚が初の決勝進出。決勝では中島が石塚を判定5-0で下して初優勝となった。
オレクサンダー・イエロメンコ、ゴデルジ・カパナーゼといったロシアのトップ選手が出場して注目された重量級は、まずカパナーゼが昨年同級4位の谷川聖哉(真正会)と準決勝で対戦し、谷川の反則による減点もあり優勢勝ちで決勝に駒を進め、イエロメンコは準決勝で徳田寛大(大阪南支部)と対戦し、地元大阪の期待を背負う徳田の粘りを振り切り判定4-0で決勝へ。ロシア勢同士の決勝対決は、後半に集中打を浴びせたカパナーゼが判定5-0で勝利。序盤から激しい攻防が展開した両者に会場から大きな拍手と歓声が寄せられた。

また、今大会は初日に2017全日本高校生空手道選手権大会と、新たに若い指導者達が活動を始めた西日本地区の活性化を図る場として35年ぶりに復活した2017西日本空手道選手権大会が同時開催され、約500名の選手が参加し各クラスで熱戦が繰り広げられた。

軽量級決勝戦/亘 和孝vs.ベイ・ノア

中量級決勝戦/竹岡拓哉vs.樋口知春

軽重量級決勝戦/中島千博vs.石塚悠太郎

重量級決勝戦/ゴデルジ・カパナーゼvs.オレクサンダー・イエロメンコ

左から中量級優勝/竹岡拓哉、重量級優勝/ゴデルジ・カパナーゼ、
軽重量級優勝/中島千博、軽量級優勝/亘 和孝

2017 第34回全日本ウェイト制空手道選手権大会 結果

■軽量級(-70kg)
優勝/亘 和孝(東京城西支部)
準優勝/ベイ・ノア(東京城北支部)
3位/アレクサンドル・アリストフ(ロシア)
4位/小林健人(東京城北支部)

■中量級(-80kg)
優勝/竹岡拓哉(東京城西支部)
準優勝/樋口知春(東京城北支部)
3位/八木橋拓哉(埼玉県西北支部)
4位/トクリゾン・ティラエフ(ロシア)

■軽重量級(-90kg)
優勝/中島千博(東京城北支部)
準優勝/石塚悠太郎(鹿児島県支部)
3位/安島喬平(茨城県常総支部)
4位/石﨑恋之介(東京城西支部)

■重量級(+90kg)
優勝/ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)
準優勝/オレクサンダー・イエロメンコ(ロシア)
3位/谷川聖哉(真正会)
4位/徳田寛大(大阪南支部)