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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第22回目の講習会が12月10日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
この日は15:00から松濤館流の林田至史(ちかし)先生の形(型)講習が行われ、まず軽い準備運動の後に前屈立ちから左右の逆突き、左右の前蹴り、足をスイッチさせて逆突きと前蹴りの指導があった。足をスイッチさせての突き蹴りでは、最初の10回は同じ間隔で、次の10回は先生のランダムな号令にタイミングを合わせて行った。林田先生からは「突きは目の前の相手を突くのですが、目標の一つ先を突くイメージ。蹴りは前にいる敵を蹴る。空手の動作には必ず意味があるので、その意味を理解しながら行うことが大切。自分のやりやすいフォームでやってはいけません」と注意があった。移動稽古では、足をスイッチして逆突きから前蹴り、さらに前に出て左右の二連突きといった組手のコンビネーションに近い動作が行われ、「自分で頭を使って動かないと、途中で迷ってしまいます。心と体を連動させて下さい」と注意があり、次に慈恩(じおん)の形の中に出てくる上げ受け(上げ受け)からの逆突き、前蹴りからの追い突き、三本突きが行われた。
小休止後は、前回の講習会で指導された慈恩(じおん)の後半部分の復習を行い、その後に全体を通した稽古が行われ、特に後半部分の騎馬立ち、交差立ちの立ち方、鉤突きや虎口受けなど突きや受けの細かい手の位置の指導があった。林田先生からは「上半身と下半身を連動させて、手と足がバラバラにならないようにすること。決めるところは手と足を同時に決める」との指摘があった。
続いて慈恩の最初から最後まで全体を通した稽古を行い、最後にもう一度後半部分を念入りに反復してこの日の稽古は終了した。
次回の講習会は、来週12月17日(土)に行われる予定である。