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8月3日(水=現地時間)、ブラジル・リオデジャネイロで2020年東京オリンピック・パラリンピックの追加種目を決めるIOC(国際オリンピック委員会)総会が開かれ、東京大会の組織委員会が提案していた5競技18種目が全会一致で承認され、空手道がその中の1競技として正式に採用されることが決定した。
それを受けて8月4日(木)の午前10時より東京都江東区の日本空手道会館において、これまで空手道のオリンピック参加を推進してきた公益財団法人全日本空手道連盟が記者会見を行った。
会見に出席した笹川堯会長は、「世界空手連盟(WKF)には192の国と地域が加盟し、愛好者数は1億人以上とも言われ、特にヨーロッパにおいて空手道は日本の伝統的な文化であると高く評価されています。また、そういった点がIOC総会で認められた要因であると思っております。2020年のオリンピックの際には、日本武道館で最初に柔道の試合が行われ、その後に空手道の試合が行われる予定で、我々としても武道の本拠地である日本武道館で試合を行えることを非常に光栄に思っています。同時に責任の重さを感じ、今後は選手の育成と強化に一層力を注ぎ、流派や会派を問わず全日本の総力を挙げてメダル獲得に邁進していきたいと考えています」と挨拶された。
空手道の競技は、当初の提案通り組手が体重別の男子3階級・女子3階級、形(型)が男子個人・女子個人の合計8種目で、参加人数は男子40名と女子40名の計80名、大会日程は2日間となる予定。組手の体重区分は後日決定される。
空手道の東京オリンピック参加決定について、松井館長は「空手の東京オリンピック正式種目化の報を受け、大変喜んでおります。極真会館で空手に志して、また今、空手団体の運営に携わる立場として、全日本空手道連盟の長年のご苦労に労いの意を表するとともに、これを機に日本の伝統文化の一つである空手道がより良いものとなるように、共に手を携えて頑張って行きたいと思います」と述べた。