本部最新情報

INFOREPORT


公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第9回目の講習会が7月30日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15時より行われた竹川達男先生の形(型)稽古は、剛柔流の準備運動を約20分間行った後、サンチンの反復稽古を行った。「サンチンは動きは静かですが、空手に必要なパワー、スピード、斬れ、決めを養うことができます」と竹川先生。廻し受けに関して「小さく回転させることで、相手の突きを受けて、手をロックする」とその分解を解説された。
その後、全空連の形競技の際に小学生・中学生の剛柔流の基本形であるゲキサイ第一、ゲキサイ第二を前回の講習会に参加された金田涼太郎選手が披露し、竹川先生から競技のポイントの取り方などの説明があった。
次に以前講習されたセイエンチンを復習して実技の指導を終えた。5月21日の第1回講習会より指導に来られた竹川先生は今回が最後となり、竹川先生からは「私も大山総裁を尊敬していたので、最初は緊張しましたが皆さんが真摯に取り組んでくださるので、とても嬉しく思いました。また皆さんと一緒に稽古できる日を楽しみにしています」と挨拶された。次回から松濤館の先生が来られて形の講習を行う予定だ。
続いて16時からの組手講習は横道正明先生の指導で、下段払いからの追い突き、逆突きの移動基本からスタートした。受けからの逆突きでは、「受けは半身、突きは入り身。半身から入り身に変わる動作を素早く行ってください」と注意があった。続いて刻み逆突き(上段追い突きから中段逆突き)の稽古が行われ、横道先生から「連続で技を出していくと、どうしても突くときに肘が上がって脇が空いてしまいます。必ず脇を空けずに絞るようにしてください」との指摘があった。
続いて二人組になって片方が突きや蹴りを繰り出し、もう片方がそれを受けて突きを返すという実際の組手に近い稽古で締め括られた。

※8月はお盆や極真祭などが重なるためお休みとなり、次回の講習会は9月3日(土)より再開する予定である。