本部最新情報

EVENTINFOMEDIAREPORT

 4月16日(木)東京・江東区の日本空手道会館において、公益財団法人全日本空手道連盟と一般財団法人国際空手道連盟極真会館が、空手道の一層の普及・発展と2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける空手道種目の正式採用に向けて、友好関係を結ぶ記者会見が行われた。

 会見に出席したのは、全日本空手道連盟・笹川堯会長、栗原茂夫副会長、世界空手連盟・奈蔵稔久事務総長、極真会館からは松井章圭館長、山田雅稔総本部長、五来克仁国際部長の6名。会見ではまず笹川会長より「この度、ご縁があって国際空手道連盟極真会館の松井館長とお会いし、空手がさらに盛んになるように、同時に空手がオリンピック種目になれるように、お互いに切磋琢磨して協力していこうということで話し合いが成立いたしました。お互いの独立性を認識し、尊重しながら、ただしオリンピックに関しては定められたルールに従って参加をする。そのためにお互いに協力し、また支援していく。これが本日の会見の趣旨であります」と挨拶があった。

 続いて松井館長は「この度、笹川会長はじめ全日本空手道連盟の関係各位の皆様のご理解を得まして、このような友好関係を築くことが出来ました。これを機に空手の社会的地位向上、またオリンピック競技化に向けて、お互いを尊重し、一致団結して努めてまいりたいと思います」と挨拶を述べた。

 そして友好関係を築くにあたり、覚書を取り交わしてお互いの意志を確認し、無事に友好団体結成の手続きを終えた。

 友好団体としてお互いの独立性を尊重するということで、極真会館は今後も世界大会や全日本大会などの今まで通りのフルコンタクト空手の強さを追求した活動を続けていくことに変わりはないが、これからは極真会館の全日本大会等は全日本空手道連盟の名前が後援に入ることが笹川会長から発表された。また、極真会館の中からオリンピック出場を目指す、あるいは全日本空手道連盟のルールの試合に出場を希望する選手などに対しては、全日本空手道連盟から指導者を派遣してもらいセミナーを開催するなど、広く空手の技術交流につながる場を設け、選手のチャレンジをバックアップしていくことも松井館長から発表された。


◎全日本空手道連盟ホームページ