11月2(日)・3日(月/祝)開催、第46回全日本大会・記者会見を実施
2014年9月25日
9月24日(水)、東京・渋谷区のICHIGEKI PLAZA1階のICHIGEKI CAFÉにて、11月2日(日)・3日(月/祝)に東京体育館で開催される『SANKYO Presents 日本赤十字社 東日本大震災 義援金チャリティー 国際空手道連盟極真会館 創立50周年記念 第46回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の開催記者会見が行われた。記者会見には松井章圭館長をはじめ、今大会に出場する安島喬平、荒田昇毅、小沼隆一、鎌田翔平、上田幹雄、森善十朗、澤村勇太、高橋佑汰、村田達也、竹岡拓哉、小林龍太の11選手が出席し、それぞれ大会に臨む抱負を語った。
松井館長は、「今大会は来年開催される第11回世界大会の出場権を争う戦いになると同時に、ベテラン選手や若手選手まで多くの選手が出場するので、新旧交代、新陳代謝がどのようにはかられるのかが見所になると思います。世界大会出場権に関して、日本選手は今大会でベスト8に入賞した選手は確定。それ以外の選手に関しては来年の全日本ウェイト制大会、またこの全日本の結果が選考の材料になります」と語り、日本選手の活躍に期待を寄せた。
■各選手のコメント
No.1 荒田昇毅 (千葉県中央支部/初段/184cm/104kg/27歳)
「今年の全日本大会は、日本最強を決めるのにふさわしい大会なので、自分はとても楽しみにしています。常に稽古の時から試合をイメージして、自分は昨年欠場しているので後がないつもりで自分自身を追い込んで稽古を積んできました。試合では誰が見ても分かりやすい内容で勝ち上がりたいと思います」
No.5 小林龍太 (城西世田谷東支部/弐段/175cm/83kg/23歳)
「全日本大会は今回で3度目の出場になりますので、1試合1試合大切に自分の組手をして、勝ち上がっていきたいと思います。また城西世田谷東支部から4名の選手が出場するので、支部一丸となって頑張って上位を狙います」
No.9 竹岡拓哉 (東京城西支部/弐段/168㎝/80kg/24歳)
「今大会は世界大会の出場権をかけた大会ですが、ここで勝てなければ世界大会で優勝などできないと思っています。その覚悟を持って戦っていきます」
No.17 上田幹雄 (横浜北支部/初段/186cm/88kg/19歳)
「今年の全日本大会は来年の世界大会の選抜大会ということで、自分自身とても燃えています。ウェイト制大会での負け方を反省し、“打たれ強さ”という部分と自分の得意な膝蹴りにつなげられるような突きの強化を徹底的に鍛え上げました。自分はまだ19歳ですが、年齢は関係ないという気持ちで日々稽古を積んでいるので、国内外の強豪選手が数多く出場する今大会で自分が絶対に優勝して、日本のエースとして来年の世界大会につなげられるように頑張ります」
No.33 森善十朗 (東京城西支部/弐段/173㎝/84kg/29歳)
「気力・体力ともに充実させて試合に臨み、今年こそ必ず優勝します」
No.49 小沼隆一 (下総支部/初段/164cm/70kg/29歳)
「稽古で培ったものを十二分に発揮し、目の前の相手に全力で向かっていこうと思います」
No.65 鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186cm/95kg/27歳)
「6月の全日本ウェイト制では重量級で優勝することができ、自分の稽古の方向性が間違っていないことが証明されたことでモチベーションも上がっています。大会後すぐに稽古を始めてさらに心技体を磨いてきましたが、それも来年の世界大会で優勝するためで、今大会は日本代表選抜戦ということもあって絶対に落とせないと思っています。この数年、全日本大会はベスト8という結果ですが、ウェイト制優勝を機に無差別でも一気に優勝まで駈け上がって来年の世界大会につなげていきます」
No.73 澤村勇太(総本部/弐段/171㎝/75kg/26歳)
「今大会は来年に控えた世界大会の前哨戦として各国のトップクラスの選手が多数出場します。この全日本大会のチャンピオンが、来年に行われる世界大会のチャンピオンに一番近い存在だと思うので、優勝を目指して一歩一歩確実に、そして大胆に勝ち上がって行きたいと思います」
No.81 高橋佑汰 (東京城北支部/初段/180㎝/89kg/21歳)
「昨年の全日本大会は初日の2回戦で(3位に入賞した)キリル・コチュネフ選手に負けてしまい、2日目に残ることができませんでした。そこで自分の組手が外国人選手に通用しないということを痛感し、今年は体重を上げ、世界大会で通用する組手を目指して稽古してきた成果が全日本ウェイト制軽重量級優勝という結果になって現れて自信になりました。また、無差別では、軽量級や中量級のようなスピードとフットワークを使った組手と、重量級のような腰を落として構えてどっしりとした組手の両方ができないと勝てないことが分かり、今大会でその課題を克服できるように稽古を積んできました」
No.85 村田達也 (埼玉県西北支部/初段/173cm/85kg/32歳)
「昨年、今年と試合で結果を出せていなかったので、今年の全日本こそは結果を出し、来年3度目の世界大会に出場したいと思っています」
No.128 安島喬平(茨城県常総支部/弐段/171㎝/92kg/25歳)
「今回の全日本大会も海外の強豪選手が多数出場していて、どこにいても苦しい試合になると思います。ただ、世界大会で優勝するためには避けては通れない道ですし、自分も2連覇がかかっている大会でもあるので、自分は明日にでも試合ができるような稽古を積んでいます。昨年の全日本から一年間の稽古のテーマが“自分自身の進化”で、具体的には自分は何でもできるオールラウンドの選手を目指していて、昨年は突きが良かったと評価していただいたのですが、その良かった部分と、前回足りなかった倒す組手という部分をさらに伸ばせるような稽古を積んできました。大会当日はその成果を皆さんにお見せできると思いますので、ぜひ期待してください」