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(後列左から)澤村勇太、鎌田翔平、松井章圭館長、上田幹雄、高橋佑汰。(前列左から)中島千博、
原田祐光、大澤佳心、竹岡拓哉、村田達也、石﨑恋之介

5月14日(水)、東京・渋谷区のICHIGEKI CAFÉにて、6月7日(土)・8日(日)に東京・墨田区総合体育館で開催される『2014オープントーナメント第31回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の開催記者会見が実施された。記者会見には松井章圭館長をはじめ、今大会に出場する軽量級・中島千博、中量級・澤村勇太、原田祐光、大澤佳心、軽重量級・竹岡拓哉、高橋佑汰、石﨑恋之介、村田達也、重量級・鎌田翔平、上田幹雄の10選手が出席し、それぞれ大会に臨む抱負を語った。

今大会は、軽量級(-70kg)、中量級(-80kg)、軽重量級(-90kg)、重量級(+90kg)の4階級に合計189名の選手が出場し、6月7日(土)に各階級ベスト8までを選出し、8日(日)に準々決勝から決勝戦までを行う予定。
全日本ウェイト制大会は、体重無差別で行われる秋の全日本大会への登竜門として過去30年に渡って定着してきた。特に今年11月に開催される第46回全日本大会は来年予定される第11回世界大会の日本代表選抜大会になるため、今大会で上位に入賞した選手が秋の無差別全日本大会でも活躍し、そのまま日本代表に選出されることが予想され、今大会でも目の離せない試合が数多く生まれることと思われる。

松井館長は、「今年は前回より各階級とも5kg上げて国際基準になりましたが、これは大会運営委員会からの申請もあり、日本選手の体格も良くなっていることからこの体重区分になりました。また来年の無差別世界大会を視野に入れて体作りに励んでいる選手が多いのですが、もともと31年前に大山総裁が全日本ウェイト制大会を開催した際には、武道の醍醐味は無差別にあるという中で、無差別を意識して段階的に鍛え込むという意図があって実施されたという経緯があります。私が、また選手・指導者が望むのは、このウェイト制大会から無差別の全日本大会、あるいは世界大会で活躍するような選手に出てきてほしいということです」と改めて体重別のウェイト制の意義を唱え、今大会については「大山総裁が亡くなって以降、現在の新体制になってから入門し、育ってきた第2世代が活躍しているのが現状です。特に昨年の世界ウェイト制大会以降は高校生が一般の大会で活躍する姿が目立っています。若い選手が著しく成長している現在は、21歳の高橋佑汰選手でさえベテランの域に差しかかっていると言えるかもしれません。そういったベテラン勢が勢いのある若い選手を相手にどう戦うのか、また若い選手たちが目差別の全日本や世界大会を意識してベテラン勢とどう戦うのかというところが今大会の一つの見どころだと思います」と大会に向けた展望を語った。

■各選手のコメント
 <軽量級(-70kg)>
No.1 中島千博(東京城北支部/初段/168㎝/69kg/19歳)
「極真会館創立50周年記念大会ということで、今回のウェイト制大会で優勝できたらとても光栄だと思っています。また、自分よりも若い選手や海外からも強い選手が出場しているので、その中で勝ち上がって“一番”になりたいと思います」
<中量級(-80kg)>
No.91 原田祐光(本部直轄浅草道場/初段/164㎝/75kg/24歳)
「今回、自分は1階級上げて中量級に挑戦することになりますが、階級を上げた理由は無差別の大会で勝つためです。無差別で勝つためにはパワーが重要で、重量級の選手にも打ち負けないパワーがあってはじめて技術が生きると思うので、ウェイトトレーニングや補強運動をしっかりやり込んでフィジカルを鍛えてきました。中量級でも絶対優勝するという気持ちで頑張りますので応援よろしくお願いします」
No.107 大澤佳心(城西世田谷東支部/初段/176㎝/75kg/18歳)
「高校を卒業して初めての一般部の試合が今回のウェイト制大会なので、何としても結果を残したいと思います」
No.121 澤村勇太(総本部/弐段/171㎝/73kg/25歳)
「自分の最大の目標は来年行われる無差別の世界大会で優勝することです。そのためには今回のウェイト制大会・中量級で圧倒的な強さを示して優勝できる実力がなければ、世界大会優勝は難しいと思います。今大会にも日本人の有力選手、海外の強豪選手がたくさん出場していますが、一本勝ちの山を築いて必ず優勝します.」
<軽重量級(-90kg)>
No.122 竹岡拓哉(東京城西支部/弐段/168㎝/80kg/24歳)
「今大会には階級を上げて軽重量級に挑むことになりました。階級を上げた理由は無差別の世界大会を見据えて、体重の重い選手と打ち合って勝つことを意識したからです。自分は体格が小さいので、大きい選手を想定して稽古してきましたし、筋力を上げて体重を上げるなど体作りもしっかりやってきました。自分の実力を発揮して絶対に優勝を狙っていきます」
No.133 村田達也(埼玉県西北支部/初段/172㎝/85kg/31歳)
「この記者会見に出席している選手の中で、自分が31歳と最年長ですが、まだまだ30代も活躍できるというところを証明したいと思います」
No.143 高橋佑汰(東京城北支部/初段/180㎝/89kg/21歳)
「今回は、東京城北支部の代表として、また自分の道場である大泉道場の代表として、そして家族のためにも頑張ります。無差別の世界大会が近付いてきたので体をしっかり作って、なおかつ軽量級や中量級の選手と同じスピードで動けるように稽古してきました。いつも絶対勝つと言いながら大切な試合で負けているので、今回は絶対負けないように頑張りたいと思います」
No.144 石﨑恋之介(東京城西支部/初段/167㎝/88kg/18歳)
「昨年は軽重量級に出場して準優勝だったのですが、今年こそは優勝を狙っていきます。自分はまだ10代なので、チャレンジ精神を忘れずに戦っていきたいと思います」
<重量級(+90kg)>
No.166 上田幹雄(横浜北支部/初段/186㎝/90kg/19歳)
「今回の全日本ウェイト制は、11月の無差別全日本大会や来年の世界大会に向けて絶対に勝たなければいけない大会だと思っています。重量級の中で自分はまだパワー不足だと思うので、その中でもスピードと技術で勝てる組手を意識して稽古してきました。今大会で優勝し、周りでサポートして下さる方々に感謝の気持ちが伝えられるよう頑張りたいと思います」
No.189 鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186㎝/95kg/27歳)
「最近は10代の若手選手の活躍がめざましいですが、自分が今まで稽古してきた成果を出せれば結果は必ず付いてくると思います。(重量級で対戦が期待される上田幹雄に対して)上田選手は自分より年下ですが、10代で結果を残していますし、学ぶ点も多く、尊敬できる選手です。ただし、戦うとなったら勝負なので負けるわけにはいきません。自分の先輩(森善十朗)が昨年の全日本で彼に負けてしまったので、自分も同じような失敗をしないように、むしろ逆に自分が同じ技で倒したいと思います」

■第31回全日本ウェイト制大会チケット情報
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