選手のことば

荒木 聡 選手

2014年1月11日

荒木 聡
(あらき・さとる)
1985年8月12日、千葉県柏市出身
2002年4月、極真会館本部直轄柏道場入門
2010年第42回全日本大会・試割り賞(22枚)
2012年第29回全日本ウェイト制重量級3位
2013年第5回世界ウェイト制大会重量級出場
極真会館本部直轄浅草道場所属、初段
身長177㎝、体重90kg




本部直轄柏道場の荒木聡です。

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、4月に行われた第5回世界ウェイト制空手道選手権大会2回戦のゴデルジ・カパーナーゼ選手との試合では、皆様に応援して頂き、自分自身の実力不足で負けはしましたが思う存分力を発揮したという感触を掴むことができました。応援誠にありがとうございました。

続いて11月の第45回全日本空手道選手権大会3回戦でキリル・コチュネフ選手に負けたことは、重量級日本代表として深く反省しております。自分自身の心の弱さと体力不足、技術不足を痛感しました。今のままではまだまだ世界の重量級選手には勝てないと感じました。自分は今後も選手として活躍していきたいと思っているので、今が変わらなければならない時期だと思います。稽古方法、稽古の質を見直して必ずもっと活躍できる選手に成長したいと思っています。

両大会とも、たくさんの応援、サポートをいただき、誠にありがとうございました。

自分は高校1年生から空手をはじめて、現在は、消防士として勤務しながら選手を続けています。仕事との両立で練習の時間を作るのが難しい面もありますが、道場の方々、職場の方々、家族のサポートを受け、練習を続けられる環境を整えていただいています。

また、なかなか時間が取れないことで逆に1回の稽古に対する集中力を付けることができました。自分は稽古は必ずしも時間に比例しないと思っているので、1日1時間の稽古でもやり方を工夫すれば必ず強くなれると信じています。

就職と同時に選手をやめていく人が多くいますが、夢をあきらめるのはもったいないと思います。まだ、自分は活躍しているというレベルに達していませんが、少しでも自分が結果を出すことによって、仕事をしながらでも空手を続けていく選手が増えていけばと思っています。

最後に自分は極真会館に入門し、人として、また空手家として成長させていただきました。弱くて、何をやっても中途半端だった自分が今、全日本大会や世界大会を目指して戦えるのは、神尾師範をはじめとする先輩方、また一緒に汗を流し、稽古を頑張っている道場生の方々のおかげです。もっと努力を重ね、全日本、世界大会優勝という形で恩返しがしたいと思っています。これからも、空手母国日本の選手として恥のないよう精一杯頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします。押忍。

◎極真会館 本部直轄浅草道場