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REPORT

第44回全日本空手道選手権大会に出場するロシア選手のインタビューが届きましたので掲載いたします。

ゼッケン33:ゴデルジ・カパナーゼ

Q:心配される怪我の状態について聞かせて下さい。
A:怪我の回復は順調です。今回も素晴らしい試合を皆さんにお見せできるよう頑張ります。
Q:いまやロシアを代表する強豪選手の一人となりましたが、スパーリングは誰としているのですか?大会に向けての調整やトレーニング内容等について聞かせて下さい。
A:環境の非常に厳しいカムチャッカで、ティモフェフ先生をはじめとしたチーム全員の応援をいただきながら調整しています。現役時代蹴り技を得意としていたティモフェフ先生の足技は、今でもキレがあり良い準備が出来ています。
Q:試合では多くの一本勝ちを収め、今日の極真で最も強い攻撃力をもつ選手の一人という自身の評価についてどう思いますか?また、試合で自分の相手が怖がっていると感じた事はありますか?
A:そのような評価については嬉しく思いますが、更なる技のスピードや威力の向上を目指して稽古に励んでいます。試合での目標は常に一本勝ちを目指し、それに勝利する事で、相手にダメージを与える事ではありません。

ゼッケン8:イヴァン・メゼンテェフ

Q:18歳での全日本大会(無差別)への初出場ですが、抱負など聞かせて下さい。また、無差別級の試合に対する怖さはありますか?
A:大会では自分の武器である若さやスピードを全面に出していくつもりです。ジュニアの頃から多くの大会や試合に出場させていただいていますので、無差別への怖さは特にありません、むしろ良い意味で興奮しています。
Q:大会2日目に勝ち進めば、試割りをすることになります。過去に試割りを経験したことはありますか?
A:ロシア国内大会で一度経験があります。

ゼッケン20:ロマン・セムチェンコンコ

Q:体重無差別の大会は初出場ですか?Bブロックの選手について聞かせて下さい?
A:体重無差別の大会は、第10回大山カップに出場しました。Bブロックの選手については、特に誰を意識するというのはありませんが、2回戦で村田選手と試合が出来るのをとても楽しみにしています。
Q:大会に向けての準備や現在のコンディション等についてお聞かせください?
A:地元ハバロフスクで6月からモキレフ先生やプーカス先生らのご指導の下、トレーニングを始めました。体重は72~74キロで調子良く仕上がっています。

ゼッケン32:イリヤ・カルペンコ

Q:ベスト16入りした(第40回大会)から2度目の全日本大会出場について、抱負を聞かせて下さい。
A:第10回世界大会終了後、長年の蓄積による怪我と疲労の回復に努めてきましたが、今年の春にはロシア大会の型の部、6月にはハンガリーで開催された、ヨーロッパ選手権組手の部へ出場しコンディションを整えてきました。
Q:混戦が予想される、Aブロックを勝ち上がってくる選手は誰だと思いますか?また、日本人選手に対しての印象などを聞かせて下さい。
A:出場する全選手が優勝を目指すという意味においては、どのブロックでも同じだと思いますし、一人の選手を特に意識する事もありません。権威ある全日本大会での優勝を目指しベストを尽くします。日本人選手はそれぞれ特徴がありますが、ハートの強さと勝ちに対するこだわりが非常に強いという印象を持っています。
Q:大会に向けての調整やトレーニングの内容等について聞かせて下さい。
A:8月頃から地元ペルムで本格的にトレーニングを開始し、ダルメン、ティトゥコフ、セルゲイ(ウビツキー)ら強豪選手を相手にスパーリングを重ねてきました。トレーニング内容については、ここでは控えさせていただきます。

ゼッケン41:ラシャ・ガバラエフ


Q:第10回世界大会に続いて全日本大会への初出場となります、抱負などを聞かせて下さい。また、Bブロックを勝ちあがってくる選手は誰だと思いますか?
A:10月21~22日開催のロシア国内大会に出場して、調整する予定です。Bブロックはカパナーゼ選手が上がってくるだろうと思いますが、何が起こるかわからないのがトーナメントなので、初日から慎重に戦うつもりです。機会があれば、ロシアの大会で負けたティトゥコフ選手に勝ちたいと思っています。
Q:試合1か月前に発表されたトーナメント表について聞かせて下さい。
A:トーナメントの発表は、大会直前に確認する方が楽な部分はあると思います。ただ、一旦試合が始まれば、神様と自分の力を信じて最後まで戦うだけだと思います。

ゼッケン49:イゴール・ティトゥコフ

Q:2012年のロシア大会で優勝した後、休養や現役選手からの引退などは考えた事はありますか?また、試合に向けて常に保ち続けているモチベーションは、どのように維持しているのでしょうか?。
A:選手を引退することを考えた事はまだありません。稽古で自分を追い込んだりする事ができる、選手の生活は非常に刺激的だからです。
Q:得意な蹴り技についてなにかコメントはありますか?
A:上段への蹴りは得意ですが、相手の上段突き(顔面殴打)をもらいしばしば試合が中断しますので、選手はお互いに注意するべきだと思います。また、下段回し蹴りはスパーリングパートナーのダルメン、セルゲイ、イヴゲニー(シェブニン)選手らとの稽古で鍛えているので自信があります。

ゼッケン57:ファルーク・トゥルグンボエフ

Q:(無差別)全日本大会への対応や、Bブロックで特に対戦したい選手について聞かせて下さい。
A:今回で2度目の出場となります。対策については特別これが必要という物があるとは感じていません、自分の総合力が上回っていると思います。常に相手の先手を取るペースでの試合運びを心掛けたいと思います。
Q:6月大阪ウエイト制への出場以来、稽古方法など何か変った事はありましたか?
A:特に変わったことはありませんが、ウエイト制で負けた鎌田選手(3回戦)には、必ず勝利したいと思っています。また、9月から少年部の指導をさせていただいています。子供たちには、将来大会で優勝するような選手になって欲しいと願っています。そして、極真が何よりも好きになり、辛い稽古に対しても前向きに取り組んでいく姿勢を育むような指導ができれば良いと思います。