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5月14日(日)、全国選手強化委員会の主催による第13回世界大会代表選手&強化指定選手による強化稽古が総本部代官山道場において実施された。

この日は、世界大会代表の西村界人、コバレンコ・コンスタンティン、大秦稜司、荒田昇毅、清水祐貴、石﨑恋之介、鵜沢菜南、佐藤七海、山﨑乙乃の8名と昨年の全日本大会や全日本体重別大会の入賞者、またフランスのエルハイモア・シャイネスが参加し、赤石誠日本代表監督をはじめ各コーチ陣の指導を受けた。

まず安島喬平コーチの号令で基本稽古、移動稽古からスタートし、安島コーチは「今日は強い足腰を作ることを念頭に置いて、普段より腰を落として稽古に臨んで下さい」と指示があった。続いて世界大会で注意すべき外国人選手を参加選手が挙げ、その選手に対してどう対策をするのかがディスカッション形式で話し合われた。その際、安島コーチが自分より体格の大きな相手と戦う際にどのように恐怖心を克服したのか、また鎌田翔平コーチが自らの経験を踏まえ、戦う際に「相手を知ること、自分自身を知ること」の重要性を解説した。

次に鈴木雄三コーチによるフィジカルトレーニング、徳田忠邦コーチの指導でセミコンタクトルールをベースにした防御技術の稽古、森善十朗コーチは近い間合いでの下段廻し蹴りに対する効果的な受け方をレクチャーした。

そして再び鎌田コーチが「先(せん)を取る」ことの大切さや試合に臨む心構えを選手たちに講義し、続いてアルトゥール師範の指導で強度の高い自由組手、最後に自分がダメージを受けたり、怪我をした等の様々な状況をイメージしたシチュエーション組手を行いこの日の稽古を終了した。

稽古全体を統括した赤石監督は「今回の稽古は前回から引き続き防御技術を高めることに加えて、大会や試合における意識の持ち方や心構えを改めて選手たちに知ってもらうことをテーマにしました。最後に様々な状況をイメージした組手を行いましたが、特に世界大会ではどんな状況になってもすべてを想定内として対応できるようにすることが勝つために求められるので、その意味で良い稽古になったと思います」と語り、6月の全日本体重別大会に向けて、「この大会で優勝することを目標にするのではなく、その先にある世界大会で優勝することを意識して残りの期間の稽古に励み、本番の試合に挑んでもらいたい」と出場選手たちにエールを送った。










〈11月17日(金)~19日(日)/第13回全世界空手道選手権大会PV〉