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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第41回目の講習会が5月20日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からの形(型)講習は糸東流の関根寛和先生の指導で、移動基本(移動稽古)からスタートし、前屈立ちでの追い突き、逆突き、下段払い、横受け、上げ受け、猫足立ち手刀受け、四股立ち下段払いが行われた。その際、関根先生から「大きな気合いと共に技を出すことが大事です。気合いを入れることで100パーセントの力が120パーセントになって発揮できます」と話された。
形指導では最初にバッサイダイを無号令で行った後、前回に続いてセイエンチンの講習が行われた。まず前回の復習で前半部分とその分解の説明があり、その後に後半部分の指導が行われ、関根先生からは「セイエンチンは手順的にはそれほど難しくないのですが、四股立ちでの動作や移動が多いので、足腰の鍛錬という意味もあります」と話され、後半部分の分解では、「セイエンチンの形には蹴り技はありませんが、分解の中には隠し技として蹴り技が含まれる箇所もあります」との解説があった。
16:00からの横道正明先生の組手講習は、まず2人組になりゴムの輪をお互いの胴部に巻き、同時に技を繰り出す稽古からスタートした。技は追い突き、中段前蹴り、中段廻し蹴りを左右の両構えで行い、横道先生からは「突きは下半身を使って遠くを突く。突いた後は安心せずに素早く相手との間合いを切ること」との指摘があった。
次に2人組でボールの付いたゴムを片方が持ち、片方が追い突きで上段のボールを突く稽古が行われ、横道先生は「手だけで打ってもポイントにはつながりません。自分の腰を相手にぶつけるつもりで体全体を使って突く」と注意され、中段のボールへの前蹴りでは「蹴った後は必ず引く。引かなければ相手の捕まれてしまいます。そのためにも抱え込みが大事です」と話された。
続いて試合形式の組手を行い、最後は黄色と白色の2つの電球を用いて黄色が点いたら蹴り、白色が点いたら受けてからの突き、同時に点灯したら連続技を繰り出す稽古を行ってこの日の講習会は終了した。
次回の講習会は、来週5月27日(土)に行われる予定である。