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5月3日(金)~6日(日)埼玉県入間郡越生町にて、11月に武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催される『第12回全世界空手道選手権大会』に向けた日本代表選手強化合宿が実施された。今回の合宿には昨年第50回全日本大会で日本代表に選抜された上田幹雄、鎌田翔平、荒田昇毅、髙橋佑汰の4名と4月の第36回全日本ウェイト制大会で新たに代表選手に加わった大澤佳心、加賀健弘、清水祐貴の3名、女子は4月の世界女子ウェイト制中量級で優勝した永吉美優らトップ選手など全国強化選手(男子・女子)、男子の木山仁監督、赤石誠副監督、女子の小田勝幸監督、竹石修副監督、各コーチなど約50名が参加して、3泊4日の厳しい稽古に臨んだ。

まず初日は13時より16時まで押し技をメインにした対人稽古やミット稽古が行われ、夜は外国人選手の対策を各選手がグループに分かれて話し合った。2日目は朝6時より1500m走や800m走といったラントレーニング、9時から11時まで押し、捌き、足掛けといった技術稽古、13時から16時までフィジカルトレーニングや組手稽古を中心に行い、夜は前日同様にミーティングで技術面の向上方法や今後の稽古の方向性などが話し合われた。そして3日目は朝6時からランニング、9時からミット稽古と技術稽古、14時から17時までミット稽古とフィジカルトレーニング、夜は試割りの稽古が行われた。
最終日は朝6時からランニングトレーニング、9時から12時まで、これまでの合宿で取り組んだメニューのおさらいと試合を想定した組手やスタミナ強化を目的としたビッグミットなどのメニューを行い4日間の仕上げを行った。

木山監督は「日本代表選手たちの意識の高まりを感じて世界大会に向けて非常に良い稽古ができました。ただし、その成果が発揮できるかどうかは11月の本番次第。今回は改定ルールが施行されて初めて開催される無差別世界大会ですから、結果はもちろんですが内容も問われます。日本選手がルール改定に適応した高度な技術を駆使した試合を展開し、男女共に優勝という目標を掲げ、日本が再び世界の空手をリードしていくという覚悟を持って大会に臨みたい」と決意を語り、女子の小田監督も「改定ルールの技術は体格で優る外国人選手に勝つために絶対に必要なもの。男子選手のコーチ陣と連携をはかり、女子選手の技術向上につながる有意義な稽古ができました」と合宿での確かな手応えを掴んだ様子であった。