師範のことば

横山 誠 支部長

2014年9月2日

横山 誠 支部長
(よこやま・まこと)
1968年10月8日、北海道函館市出身
84年7月、極真会館北海道支部に入門
93年第10回全日本ウェイト制軽量級4位
98年第15回全日本ウェイト制中量級4位
98年1月、極真会館北海道函館支部設立
現・極真会館北海道函館支部 支部長




 

早いもので極真会館に入門して今年7月で30年となります。

極真空手を通じ、様々な体験をさせていただきましたが、特に18歳から29歳の11年間、東京城西支部で山田雅稔師範のご指導を受けた競技選手時代はまさに青春でした。

私は優秀な選手ではなかったので、失敗と挫折を繰り返した苦しい時代でもありましたが、支部を任される立場となった今、全ての事が指導の糧となっています。

現在、極真会館では一般成年男子のみならず老若男女様々な年齢層の試合が全国各地で開催され、特に少年部の試合は盛んに行われています。

試合では勝って雄叫びを上げたり、ガッツポーズをすることを厳しく窘めています。
「勝ち負けを競う試合にあっても、対戦相手や試合の場を尊重する心」。極真空手の試合は単に肉体的、競技的な強さだけでなく、このような精神性を高めることができます。

願わくば、子供達が生涯を通じて極真空手の修行を続けることを望みますが、他の道へ進んだとしても極真で学んだ精神が人生の様々な場面で活かされると信じます。極真空手の修行は、今、日本人が失いつつある“徳”を養うことのできる“道”であるからです。

◎極真会館 北海道函館支部