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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第21回目の講習会が12月3日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
この日は15:00から松濤館流の林田至史(ちかし)先生の形(型)講習が行われ、まず軽い準備運動の後に前屈立ちから逆突き、足をスイッチさせて逆突きの指導があった。林田先生からは「引き手は正面から見て自分の体に隠れるくらいしっかり引くこと。足のスイッチでは体を上下させず、一挙動で突きと足のスイッチを同時に決める。二挙動になったり手と足がバラバラになるということは自分の体を支えたりコントロールできていないということ。正確できれいな形を行うためには自分の体をコントロールできているかということが重要になってきます」と注意があり、突きの後に前蹴り、突きと同じように足をスイッチさせての前蹴り、移動稽古では追い突き、上げ受け(上段受け)から逆突き、前蹴りから追い突き、三本突きの稽古が行われ、「三本突きは全てを同じトーンで行うのではなく、一本目よりも二本目、二本目よりも三本目がより遠く強く突くイメージ」との指摘があった。
小休止後は、前回まで重点的に指導された慈恩(じおん)の前半から中盤部分の復習を行い、その後に後半の最後の部分までの講習が行われ、卍受け、上段受け、鉤突きなど難しい手の動きや松濤館流の騎馬立ち、交差立ちの立ち方、動作の細かい指導があった。最後に慈恩の最初から最後まで全体を通した稽古を行ってこの日は終了した。
次回の講習会は、来週12月10日(土)に行われる予定である。