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4月16日(土)17日(日)、東京体育館で「2016国際親善空手道選手権大会」が開催され、型競技部門11カテゴリーと組手競技部門44カテゴリーに幼年から青少年、女子、壮年の選手、約1500名が参加して覇を競った。



大会開会に先立ち、4月14日以降に発生した熊本地震で亡くなられた方や被災された方に哀悼の意を表し参加者・関係者・観戦者全員で黙祷を捧げ、会場では日本代表選手が協力してお見舞いの募金活動が行われた。

2日目に行われた2016世界女子ウェイト制空手道選手権大会では、軽量級は本村愛花と安藤真奈美(ともに東京城東支部)の同門決勝となり、本村が延長戦判定5-0で初優勝した。
中量級は、昨年優勝したアナスタシア・クリプノワ(ロシア)と、昨年11月の無差別世界大会3位決定戦でクリプノワを下した田中千尋(北大阪支部)の決勝戦となり、クリプノワが判定4-0で雪辱。クリプノワは体重別のこの階級で通算8度目の優勝を飾った。また、高校生で世界女子ウェイト制初出場の永吉美優は準決勝の延長戦判定3-0でクリプノワに敗れ4位に。重量級は昨年の無差別世界大会で優勝したウリアナ・グレベンシコワ(ロシア)が圧勝して、体重別では重量級4連覇となった。

世界女子ウェイト制軽量級は本村愛花が同門の安藤真奈美を下して初優勝

世界女子ウェイト制中量級はアナスタシア・クリプノワがこの階級で通算8度目の優勝を遂げた

ウリアナ・グレデンシコワが世界女子ウェイト制重量級で4連覇達成

型競技では、15歳~34歳女子の部で過去3度準優勝のマイヤ・ブラギナ(ロシア)が悲願の初優勝を遂げ、団体型でもブラギナを中心としたロシアチームが優勝した。

団体型はロシアチームが力強い演武を披露して優勝した

また、大会2日目には6月4日(土)5日(日)に行われる第33回全日本ウェイト制大会を機に全世界一斉に施行される国際空手道連盟・試合規則改定の概要が山田雅稔総本部長より発表され、新しい基準に則った模範演武が披露された。このルール改定について、閉会式の挨拶にて松井館長から「大山総裁が提唱した直接打撃制、いわゆるフルコンタクトの空手は堅持しながら、武道空手の原点に立ち返り、より実戦的でクォリティの高い空手を目指していくため、初期の段階で認められていた片手による瞬間的な押し、相手の腕や足に対する捌きを有効とし、また、無防備で上段への技がクリーンヒットした場合に間合いとタイミングによって残心を決めた場合は技有りとなり、相手を転倒させて残心、あるいは下段突きを決めた場合も技有り、または一本となります。瞬間的に技を決める攻防がこれから非常に有効になりますから、道場訓に「機に発し感に敏なる」とあるように、まさに機に発して感に敏なる技の精度を高め、そういった技術点を高く評価することで、選手や極真空手の技術向上を促進していきたい」と説明があった。

◎その他の2016国際親善大会入賞者はコチラ(4月16日4月17日
◎6月4日(土)5日(日)開催 第33回全日本ウェイト制大会 チケット情報はコチラ