本部最新情報

EVENTINFOREPORT

 3月7日(土)~8日(日)、東京・渋谷区の本部直轄恵比寿道場にて、全日本女子強化合宿が実施され、7日(土)にはマスコミにも公開練習が行われた。
 今回の合宿は、昨年8月の全日本女子大会(無差別)で優勝した田崎佑麻を筆頭に4月に開催される2015国際親善大会に出場する選手を中心に20名が参加。小田勝幸・女子日本代表監督、竹石修・副監督の指導のもと、初日は16時から20時まで稽古が行われ、21時からミーティング、2日目は早朝7時からフィジカルトレーニング、続いて10時00分から12時30分、昼休憩をはさみ13時30分から15時30分までと合計4回の稽古が行われた。

 陣頭指揮に当たった小田監督は「体重別の世界女子大会は毎年優勝を目標にしていますが、特に今年は11月の無差別世界大会に向けて大切な大会になるので、ぜひここで勝っておきたいというのが正直な気持ちです。選考試合である4月の大会の結果や戦いぶりが11月に向けたある程度の目安になると思うので、内容はもちろん結果を出せるように選手は頑張ってほしい。優勝を狙えるといえば、軽量級は太田菜月、小田幸奈、島田慧巳、平岡琴、河原瑛里香。中量級は田崎佑麻、田中千尋、横山友美の3名が軸になってくると思います。外国人選手の中では、軽量級はエレナ・グルコ選手、中量級はアナスタシア・クリプノワ選手が群を抜いているので、その牙城を崩したいですね。日本選手に出来ないことはないと思うので、残り1カ月必死に稽古して3階級制覇を目標に頑張っていきたいと思います」と抱負を語った。

<Sクラス選手のコメント>
■軽量級(-55kg)
太田菜月(総本部=2013世界女子軽量級優勝、2014同準優勝)
「昨年は決勝でエレナ・グルコ選手に負けて悔しい思いをしたので、今年は優勝して王座を奪回したい。現在、技の振り分けやタイミングなど精度を上げることを意識しながら稽古しているので、この合宿でいろいろ試した成果を実際の試合につなげられるようにしたいと思います」
小田幸奈(広島県支部=2014世界女子軽量級3位、2014全日本女子無差別準優勝)
「昨年は3位という結果でしたが、今年は11月の無差別世界大会に向けて良い方向で迎えたいので4月は優勝できるように頑張ります。倒せる組手を目指しているので、その成果を世界女子で発揮したい」
島田慧巳(本部直轄浅草道場=2013全日本女子ウェイト制軽量級優勝)
「4月の世界女子は11月の無差別世界大会に向けて大事な試合になると思うので、日本が優勝するために、外国人には絶対に負けないように全力を尽くします。あと1カ月なので革新的に変わることはないと思いますが、合宿で得た刺激を4月に出せるようにしていきたいと思います」
■中量級(-65kg)
田崎佑麻(広島県支部=2014世界女子中量級3位、2014全日本女子無差別優勝)
「これまで体重別の世界女子大会は2位、3位という成績で優勝はなかなかできないのですが、試合をすることは毎年楽しいので、今年も自分のために試合を楽しく、最後は応援して下さる方々のために良い結果を残して笑顔で終われることが目標です。合宿では限られた時間の中で若い選手やたくさんの選手と手合せをして、多くの刺激を受けました。若い選手達に、自分が背中を見せられるように頑張りたいと思います」
田中千尋(北大阪支部=2014世界女子中量級準優勝、2014全日本女子ウェイト制重量級優勝)
「今回参加している選手の中で自分が一番強いと思っているので、今年の世界女子は自分が優勝します。合宿では全国のトップの選手達が集まって稽古をしたので、その刺激や気持ちを忘れずに気を引き締めて大会に臨みます」
横山友美(広島県支部=2013全日本女子無差別優勝、2014同4位)
「昨年は悔しい負け方をしたので、今年は稽古はもちろん、精神的な部分でもしっかり整えて、試合では必ず優勝できるように頑張ります。合宿では参加した他の選手に負けない気持ちで稽古しましたが、劣っていると感じた部分はこれからの稽古で補って万全の状態で本番を迎えたいと思います」