選手のことば

澤村勇太 選手

2013年7月1日

澤村勇太
(さわむら・ゆうた)
1988年10月9日、東京都あきる野市出身
2006年第2回国際青少年大会15歳~17歳60kg以下級優勝
2011年第28回全日本ウェイト制軽量級優勝
2011年第10回世界大会日本代表(ベスト16・技能賞)
2012年第29回全日本ウェイト制中量級準優勝
2013年第5回世界ウェイト制中量級準優勝
極真会館総本部所属、弐段
身長171㎝、体重76kg





 

総本部の澤村勇太です。

第5回世界ウェイト制空手道選手権大会では皆様の応援、そしてサポートありがとうございました。皆様のおかげで決勝の舞台に立つことはできたのですが、最後に負けてしまい準優勝という結果に終わりました。

今大会は無差別の世界大会へ向けての通過点として捉えていたのですが、試合を終え結果や内容を踏まえて感じたのは、実力、そしてまた経験においても、まだまだ不足しているということです。無差別を考えた場合、体格的に小さい部類に入る私の場合は特にフィジカル面でのレベルアップが課題であり、今後はその部分を重点的に鍛えていきたいと思います。

今大会に向けて、昨年末より日本代表選手強化合宿、また強化稽古が定期的に行われました。以前にも増してシステムや稽古内容が充実しており、選手として得るものが多くありました。今後はただ参加するのではなく、自分自身が何を学び、実際の試合でどう生かすのかをよく考え、主体性を持って合宿や稽古に取り組んでいきたいと思います。

また、昨年は二度、海外で試合をするチャンスをいただきました。そこで得た経験は私の大きな糧となっています。世界大会は日本での開催とはいえ、選手、審判、観客の方々はあらゆる国から集まります。それらすべての人から支持を得られる組手ができなければ世界大会で勝つことできません。そのためにも、今後海外で試合をするチャンスがあれば、私も積極的に出場して経験を積んでいきたいと思います。

来るべき2015年に開催される体重無差別の第11回世界大会で優勝することが、現在の私の最大の目標であり、現役選手生活の集大成にしたいと考えています。

長い人生を思えば、実際に選手でいる期間はとても短いものです。ですから、高い志を持ち、目標に向かって一歩一歩確実に、そして一瞬一瞬を無駄にすることなく大切に歩んでいきたいと思います。今後とも応援、サポートを宜しくお願いいたします。

押忍

◎極真会館総本部