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2021年総本部昇段審査会が1月24日(日)、総本部代官山道場において行われた。

総本部昇段審査は例年であれば年頭の冬合宿で実施されるが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で合宿が中止になったため、この日にスライドとなった。今回の審査会には松井章奎館長、郷田勇三最高顧問、福田勇師範、杉村多一郎師範が出席し、茶帯から四段まで計25名が受審。極真会館の感染防止策のガイドラインに沿った形で2週間前からの体調チェックシートへの記入、当日の入室時の検温、手指の消毒・除菌、室内の換気、受審者のマスク着用等に十分に配慮し、午前11時から審査がスタートした。

まず開始にあたり松井館長から「審査は皆さんが正しいやり方で稽古ができているか、また自分は何が得意で何が苦手なのかといったことを、審査員の目を借りて自分自身が確認する機会です。大事なのは、現状の自分を客観視して誤魔化さないことです」との言葉があり、基本稽古、柔軟、拳立て、移動稽古、棒跳び、逆立ち歩行、ボール蹴り、型、最後に組手の審査が行われた。審査の要所で松井館長から「空手の稽古はほとんどが一人稽古です。その際に重要なのは相手を“想像”することと、自分の技や動作を“創造”すること。この二つの“想像・創造”を意識することで一人でも正しい稽古ができるようになる、その一つの基準になるのが黒帯です」など、的確な解説や注意点の細かい説明があり、受審者の誰もが真剣な表情で一つ一つの言葉に耳を傾けていた。

最後は郷田師範から「審査で不合格だった人は、自分の何が良くなかったのかを見つめ直して次は合格できるように稽古すること。また合格した人は昇段した帯に恥じないように今後も稽古を続け、後輩たちの見本になるように頑張ってください」と締め括られ、筆記審査を行ってこの日の審査会が終了した。

※昇段審査会の模様はKYOKUSHIN ONLINEにてダイジェスト版を配信しています。KYOKUSHIN ONLINEへの会員登録がお済みでない方は会員登録の上、ご視聴ください。

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