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1月4日(土)~6日(月)、大山倍達総裁ゆかりの地である埼玉県秩父市の三峯神社にて毎年恒例の年頭行事「2025年総本部冬合宿」が実施され、松井章奎館長を筆頭に総本部の八巻建志師範、杉村多一郎師範をはじめ、国内外の支部長・道場責任者、昇段審査受審者、一般道場生、また今年は4月に開催される第7回全世界体重別大会代表選手強化合宿を兼ねていることから日本代表監督・赤石誠師範、昨年の第56回全日本大会男子優勝者コバレンコ・コンスタンティンや同準優勝者の荒田昇毅など代表に選ばれた男女のトップ選手を含め、総勢120名が参加した。




合宿初日は午前7時30分に池袋の総本部からバスで出発し、到着後の14時00分に大山総裁の顕彰碑に参加者全員で参拝して合宿がスタート。続いて宿舎内の報徳殿に移動して松井館長直々の指導による館長稽古では準備運動から基本稽古、移動稽古まで、空手の技術的な内容や稽古に対する意識の持ち方など詳細な説明があった。夜には館長講話が行われ、昨年創立60周年を迎えた極真会館の創設時から現在までの歴史や今後の方向性などが話され、後半の質疑応答コーナーでは空手の技術や体の使い方など道場生からの質問に館長がユーモアを交えながら丁寧に応え、「一番つらいと思ったことは?」という質問には百人組手やアメリカ修行時代のエピソードが披露された。




2日目は夜明け前の6時30分より氷点下の気温の中で早朝稽古が行われ、神社拝殿で祝詞を受け、大山総裁の御霊が祀られている祖霊社を参拝。午後からは報徳殿にて初段から伍段までを目指し38名が受審する昇段審査がアルトゥール・ホヴァニシアン師範の号令で進められ、松井館長が要所要所でアドバイスを送るなど、受審者にとっては貴重な機会となった。




また、昇段審査と平行して一般参加者は例年であればマラソン大会を行うところだが、交通事情により中止となり、代わって神社の敷地内の広場で入澤群師範の指導で基本、移動、型、組手の受け返しの稽古を行った。




そして2日目夜の親睦会では全世界体重別大会代表選手の紹介や海外から参加している支部長・先生の挨拶があり、和やかなムードのなかで交流を深めた。

最終3日目も同じく6時30分より早朝稽古、この日は基本の後に八巻師範の指導で姿勢や体の使い方の稽古が行われ、拝殿で祝詞を受けて三峯神社での稽古を終了。朝食後に三峰山を下山し、途中に流れる清浄の滝で滝浴び修行を行い、2泊3日の冬合宿を締めくくり、夕方無事に池袋に到着して全日程を終了した。






また世界体重別大会代表選手は赤石監督の指導のもと、初日の館長稽古の後に組手の技術面を中心とした稽古、2日目の午前は移動稽古、午後は第56回全日本大会で見られた最新テクニックの研究や最後は選手全員が総当たりの自由組手を行い、さらに2日目と3日目の朝は全体で行う早朝稽古の前から稽古をスタートするなどの特別稽古を行い全世界体重別大会の必勝を誓った。