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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第24回目の講習会が12月24日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からの松濤館流の林田至史(ちかし)先生の形(型)講習では、軽い準備運動の後の基本稽古では、まず前屈立ちから逆突き、組手立ちから前に踏み込んで左右の2連打、蹴りでは前屈立ちから左右の前蹴り2連打を行った。林田先生からは「突きは体や腰の回転だけでなく、前の膝を固定して後ろ足の力を使って下さい。蹴りも腰を落とした状態から上半身を浮き上がらせてはいけません」と注意があった。移動稽古では、追い突き、慈恩の形に出てくる上段受けから逆突き、前蹴りから追い突き、三本突き、さらに観空大の中の横蹴りをイメージして、横蹴りの蹴込み、蹴り上げの連続動作の稽古が行われた。
小休止後は、以前講習した観空大の全体を通した稽古が行われ、松濤館流の騎馬立ち、後屈立ちについての説明があった。続いて前回まで講習会で重点的に指導された慈恩の全体を通した稽古が行われ、この日の稽古は終了した。
16:00からの横道正明先生の組手講習は、最初に移動稽古で刻み突き、刻み突きから逆突き、逆突きの2連打、追い突きが行われ、横道先生からは「後ろ足の踏み込む力を使って自分の腰を相手にぶつけるつもりで素早く前に出ること。手を伸ばすだけでは相手が後ろに下がったら突きが届かない」と注意があった。蹴りでは、前蹴り、前蹴りから追い突き、廻し蹴りが行われ、横道先生は「膝と足首でリズムを取り、力を抜いて柔らかく動くこと。蹴り足の初動を速くしてモーションはできるだけ小さくする。モーションが大きいと相手に動きを読まれてカウンターを取られます」と注意があった。
次にボディプロテクターと拳サポーターを付けて、初めて試合形式の組手が行われた。蹴りは2ポイント、突きは1ポイントで、攻撃する場所はプロテクターを付けた中段のみ。3ポイント先取で勝ちという設定で、全日本大会3位の上田幹雄を始め、参加者が一組ずつ全空連ルールの組手を体験した。
組手の後はボディプロテクターを付けた相手への打ち込み稽古が行われ、最後は刻み突きから逆突きを気合いを込めて行い、本年最後の講習会を終了した。
次回の講習会は、年明け1月14日(土)に行われる予定である。