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9月14日(土)~16日(月・祝)総本部代官山道場において、2泊3日の日程で全国選手強化合宿が総本部代官山道場で実施され、6月の全日本ウェイト制大会で入賞した選手や高校生以上の強化選手など約60名が参加した。
初日の稽古の前に日本代表・赤石誠監督から「一番大きな目標は3年後(2027年)の第14回世界大会で優勝することですが、その前段階として今年秋の第56回全日本大会と来年春に行われる第8回世界ウェイト制大会で必ず勝たなければいけません。そのために今回の強化合宿では接近戦の強化と打撃力の向上をテーマに稽古を行っていきます」との話があった。



稽古はまず赤石監督の号令で準備運動、基本、移動から始まり、塩島修コーチの指導で打撃力の向上に主眼を置いたフォームや意識の持ち方、正しい拳の鍛錬方法やミットの打ち方などが解説された。その後は接近戦を想定した組手稽古や自由組手、最後は腹打ちや腹踏みで初日4時間の稽古を終了。



2日目は朝9時からアルトゥール・ホヴァニシアン師範の号令で技の威力を上げるための瞬発力アップをテーマにしたフィジカルトレーニング。続いてミット稽古で2時間半の午前稽古を終了。昼休憩を挟み14時からの午後の稽古は、安島喬平コーチの号令で組手立ちの移動稽古から始まり、徳田忠邦コーチの指導で受け身、鈴木雄三コーチと鎌田翔平コーチの指導で足掛け・足払いの技術稽古が行われた。続いての組手稽古は審判やセコンドを付け勝敗を決める形式で行われ、その後はミット稽古と前日同様に腹打ちや腹踏みで2日目午後4時間の稽古を終えた。



最終日も2日目と同じく朝9時から鎌田翔平コーチと竹岡拓哉コーチの指導で四股、蹲踞の姿勢ですり足、押し相撲といった足腰を鍛えるフィジカルトレーニングとミット稽古。午後は赤石監督の号令で基本稽古、鈴木雄三コーチの指導で組手稽古、その後にミット稽古と最後は追い込みのフィジカルトレーニングで4時間の稽古を締め、3日間の合宿の全日程を終了した。






全体の指揮を執った赤石監督は「今回の合宿のテーマとなった打撃力の向上は世界大会や世界ウェイト制大会で勝つために欠かせないものの一つ。組手の上手さの上に技の打撃力が加われば、組手の幅が広がり安定して勝てるようになります。合宿に参加した選手は3日間の厳しい稽古をやり遂げ、各自が自信や収穫、課題を得られたと思うので、その成果を秋の全日本大会で発揮してほしい。強化選手は日本を代表する選手たちですから、一人一人が極真を代表しているという自覚を持ち、他の道場生の模範になるという意識で今後も稽古に取り組み、大会での優勝を目指してさらに頑張ってほしいと思います」と総括し、選手たちにエールを送った。

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