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4月29日(土・祝)30日(日)東京体育館において「✚日本赤十字社 災害義援金チャリティー 2023国際親善空手道選手権大会」が2日間にわたって行われた。
国際親善大会がコロナ禍前と同じ規模で行われるのは2019年以来で、今大会は型競技部門14カテゴリーと組手競技部門56カテゴリーに幼年から青少年、一般、壮年まで国際空手道連盟(I.K.O.)に所属する各国の選手、約1500名が参加して覇を競った。
両日共、開会式では4月から改定された組手競技の判定基準や反則の規定についてのルール説明と模範演武があり、続いて元世界チャンピオンの八巻建志師範(第6回世界)、木山仁支部長(第8回世界)、エミル・コストフ支部長(第2回世界ウェイト制)の号令で4年ぶりに参加者全員でウォーミングアップの基本稽古を行った。
また、大山倍達総裁(1923-1994)の生誕100年を記念して会場入り口には大山総裁の大型パネルが展示され、選手やセコンドなど来場者が記念撮影に興じていた。




型競技は、新たに見直された型の動作や採点基準が変わって初めての国際親善大会となった。15歳~34歳の一般の部では、男子は2018年全日本型競技中学生の部優勝の実績がある佐久間大典(千葉中央支部)が国際オンライン型競技2連覇と昨年8月の全日本型競技でも優勝した古川晴也(千葉北支部)に決勝で0.2ポイント上回り初優勝。女子は全日本型競技4大会連続優勝の宮地ちひろ(京都支部)が入賞を逃す波乱の中で2021国際オンライン型競技中学女子の部で優者した小原一花(総本部岩手道場)が一般の部でも優勝を飾った。他にも35歳~49歳男子の部でジェフ・ボレアム(I.K.O. オーストラリア)、50歳以上女子の部でタゴウ・ナオコ(I.K.O. アメリカ)が優勝するなど、型の新基準が着実に海外に浸透し始めていることを窺わせた。

組手競技は今大会では一般の部(18歳~34歳)が設けられ、男子-70kg級では2月の全関東大会-60kg級優勝の石田拓巳(東京城北支部)が決勝で鮮やかな左上段廻し蹴り一本勝ちを決めて優勝。男子-80kg級は無差別全日本大会や体重別大会にも出場する金田貴裕(東京城西下北沢・町田支部)が決勝で大関仁(栃木南支部)との接戦を制して優勝した。男子+80kg級では愛知東南支部の鈴木啓介、女子-55kg級は秋田支部の櫻田まどか、女子-65kg級は総本部岩手道場の藤本美桜が優勝するなど、地方支部勢の活躍が目立った。

また、初日の試合終了後には世界支部長会議が開かれ、今後予定される行事・大会の報告や大山倍達総裁生誕100年と11月の第13回世界大会に向けた組織活動の方向性、指針が松井館長から全世界の支部長に向けて語られた。










2023国際親善大会初日結果は コチラ
2023国際親善大会2日目結果は コチラ