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9月13日(日)、全国選手強化委員会の主催による中学生以上の競技選手を対象にしたオンラインによる強化稽古が実施された。この日は、総本部代官山道場に赤石誠日本代表監督をはじめ、昨年第12回世界大会で優勝を遂げた上田幹雄と選手強化委員会のコーチ陣が集まり、全国57支部、合計434名の選手が参加した。

まず赤石監督の号令で基本・移動の稽古からスタート。次いで上田が膝蹴り、強化委員会の鎌田翔平支部長が足掛け、安島喬平支部長が後ろ蹴り、竹岡拓哉支部長が突きの技術的な指導をオンラインで行い、最後に上田の号令でバービージャンプなどの補強で共に汗を流して稽古を締めくくった。

初の試みとなるオンライン強化稽古を終えて赤石監督は「新型コロナウイルスの影響で大会が中止や延期になる中で、世界チャンピオンの上田選手をはじめ、鎌田支部長など現役を退いたばかりのコーチ陣の指導を受けることで、選手はモチベーションアップにつながったと思います」と話し、木山仁強化委員長は「400名を超える全国の選手が、技術や情報を共有しながら一緒に稽古ができるというのがこのオンライン稽古の特徴でしたが、予想していた以上にスムーズに出来ました。選手が実際に集まって稽古する機会がなかなか取れない現状にあって、今後はこのようなツールを大いに活用して選手の意識や技術力の向上を図っていきたいと思います。いずれ以前のように大会が開催される日が必ず来るので、選手はその時までに各道場の稽古で今回の技術を掘り下げて取り組み、自分の組手の発展に生かしてほしい」と今後の抱負と選手への期待を語った。