第46回全日本大会に向け強化選手合宿レポート
2014年9月16日

後列左から澤村勇太、高橋佑汰、鎌田翔平、安島喬平、荒田昇毅、上田幹雄、森善十朗、中村昌永、
前列左から加賀健弘、与座優貴、小沼隆一、竹岡拓哉、清水祐貴、石﨑恋之介
9月14日(日)~15日(月)、神奈川・横浜北支部新横浜道場にて、11月2日(日)3日(月・祝)に東京体育館で開催される『第46回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』に向けた全国選手強化委員会・SAクラス選手強化合宿が行われた。
今回の合宿には昨年の全日本チャンピオン・安島喬平を筆頭にしてSAクラスを中心に14名が参加。初日は午前10時30分より午後5時30分まで、2日目は午前10時より午後4時まで、突きを中心とした技術練習、フィジカル強化の補強、スタミナ強化を目的としたビッグミットなどのメニューが主に行われた。指導にあたった木山仁・日本代表監督は「大会前ということで、今回の合宿では組手稽古は極力減らし、今年のテーマの一つでもある突き技の研究を徹底して行いました。相手との間合いの概念を知り、機動力との応用ができれば一本や技有りにつながる突き技が必ず打てるようになります。突き技を磨かなければ、蹴りも生かされませんし、外国人選手と戦う上において、突きのレベルアップは必要不可欠のものと言えるでしょう。今回参加した選手たちは極真会館の現役のトップ選手です。単に試合に勝てばいいということではなく、勝ち方、試合内容、さらには極真を代表する選手にふさわしい態度や言動が求められます。この合宿でも選手の意識の向上が見えたので、2カ月後の全日本大会で選手たちがどのように進化しているのか楽しみです」と語った。
また全日本大会の見所について「昨年は安島喬平が、日本選手としては4年ぶりに優勝しましたが、まだ本当の意味でエースと呼ばれるような存在にはなっていません。ただし、安島には全体をまとめて引っ張っていこうというチャンピオンとしての自覚が見えてきました。対する荒田昇毅、鎌田翔平ら安島と同年代の選手には自分が一番になるんだという強いライバル心が見えますし、若い上田幹雄や高橋佑汰には一気に頂点を狙っていくという勢いを感じます。今回合宿に参加できなかった若手選手の中にも有望な選手はたくさんいますし、今年もトップ選手対若手の世代闘争、また日本選手と強豪外国人選手との対戦が見所になると思います。今年も日本選手の優勝は当然ですが、ベスト8全員を日本選手で独占し、来年の世界大会に向けて大きな弾みをつけたいと思っています」と期待を寄せた。
■強化合宿参加選手
安島喬平(茨城県常総支部)
荒田昇毅(千葉県中央支部)
石﨑恋之介(東京城西支部)
上田幹雄(横浜北支部)
小沼隆一(下総支部)
加賀健弘(東京城西支部)
鎌田翔平(東京城西支部)
澤村勇太(総本部)
清水祐貴(東京城北支部)
高橋佑汰(東京城北支部)
竹岡拓哉(東京城西支部)
中村昌永(兵庫・大阪南支部)
森善十朗(東京城西支部)
与座優貴(茨城県常総支部)