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UFCのリデル、テイシェイラ、日沖の各選手と交流を持った東京城南多摩川支部の生徒たち

3月3日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『UFC JAPAN 2013』のプロモーションで来日したUFC殿堂入りファイターで元世界ライトヘビー級王者のチャック・リデル選手(アメリカ)、UFC期待の新鋭であるグローバー・テイシェイラ選手(ブラジル)と日本の日沖発選手が、3月2日(土)神奈川県川崎市にある極真会館東京城南多摩川支部向ヶ丘遊園道場(高久昌義支部長)を訪問、少年部の生徒たちと交流を深めた。

この日集まった約30名の生徒は大きな「押忍!」の声で3選手を迎え、最初にまず極真空手の基本稽古、次に帯ごとに型を実演。特に4月の国際親善大会から競技種目となる団体型の練習をしているという黒帯3名が征遠鎮と型の技の分解を披露すると、3選手から思わず感嘆のため息がもれた。

続いて今度は3選手から総合格闘技や護身術の技が披露され、高久支部長も交えてそのテクニックを実践して練習する場面も見られ、終始なごやかなムードで技術交流、そして文化交流が行われた。

リデル選手は「私が子供の頃に最初に学んだ格闘技が空手で、その後レスリングや柔術を学びました。ですから私のベースには空手の動き、そして武道の精神が根付いています。私たちは試合での勝敗を意識してトレーニングしていますが、実は戦うことや他人と争うことが目的なのではなく、そのトレーニングや試合を通じていかに自分が強くなれるのか、また自分が人間として成長していけるのかを重視しています」と語り、また日沖選手も「MMAの試合は、一見するとバイオレンスに映るかもしれませんが、本当の目的は弱い自分に克つことにあります。皆さんも空手を稽古することで自信が付いたり、身体が強くなったり、良いことがたくさんあると思うので、頑張って稽古を続けてください」と子供たちにエールを送った。

約1時間と限られた時間ではあったが、この日参加した生徒はみな大きな刺激を受けた様子で、最後は大きな拍手で3選手を見送った。高久支部長は「UFCのスター選手にわざわざ足を運んでいただき大変光栄です。子供たちにとっても大いに刺激になったでしょうし、とても思い出に残る出来事だったと思います。私自身も、短い時間でしたが、3選手の様々な武術や試合の経験からくる実践的な技術指導が大いに参考になりました。UFCの方々をはじめ、尽力して下さった方々に感謝しています」と満足そうな笑顔で語った。

リデル選手は、翌日、さいたまスーパーアリーナで開催されたUFC日本大会を観戦したが、その大会には、一撃アカデミーで試合前の調整を行ったマーク・ハント選手(ニュージーランド)、ブラッド・タヴァレス選手(アメリカ)も出場し、共に勝利を飾った。