特別昇段審査会レポート

9月12日(土)、13日(日)の2日間、「特別昇段審査会」が総本部代官山道場において実施された。
今回の審査会は参段以上に挑戦する受審者を対象としたもので、全国の各支部道場から47名が集まり、審査を受けた。受審者の中には支部長や指導員など、各道場で指導的な役割を担う者も多く、通常の審査とは異なり、稽古を通して技術や理解度を確認する稽古形式での実施となった。日程は、12日の午前・午後、13日の午前・午後に各2時間、計4回、延べ8時間にわたって稽古・審査が行われた。



2日間の進行は、技術委員会の伊藤慎委員長が全体の指揮を執り、総本部道場の八巻建志師範、杉村多一郎師範、アルトゥール・ホヴァニシアン師範が、稽古の中で受審者の動きを確認しながら、細かな技術的な留意点や改善点を指導する形で進められた。
初日午前の稽古は、伊藤委員長の号令による準備運動から始まり、立ち方、基本稽古、呼吸法、柔軟の審査へと進み、その後に型・太極その1~その3、足技太極その1~その3、三戦の型を行い、最後に拳立ての審査が行われた。
午後はアルトゥール師範の指導のもと、前屈立ち・後屈立ち、騎馬立ち、四股立ちについて基本的な立ち方を確認し、約1時間にわたって移動稽古を行った。その後、伊藤委員長の指導による約束組手へと移り、倒立歩行の審査で初日を終えた。





2日目午前は、伊藤委員長の号令で型・平安その1~その5、撃砕その1~その3、突きの型、鉄騎その1~その3、臥竜、抜塞までを順に確認し、各型のポイントとなる部分の分解組手を行い、続いて帯跳びの審査。昼休憩の時間に筆記試験が実施された。
午後は、参段以上の型の審査項目にある征遠鎮、十八、観空、五十四歩を中心に稽古を行い、その後は段位ごとに分かれて型の審査を実施し、最後に連続組手を行って全ての審査項目を終了した







審査会を終え、伊藤委員長は「この稽古で学んだことを各道場に持ち帰って、普段の稽古の中で意識して取り組むようにしてください」と受審者に語りかけ、杉村師範は「今回指導されたことは、極真会館のスタンダードである正しい稽古方法や正しい動作です。正しいやり方をしっかり学び、正しい形で後進の道場生に伝えていくことが大切です」と指導者としての役割を説いた。
また、八巻師範は「空手は皆さんが思っている以上に奥が深いものです。研究心を持って日々稽古に励むことで新しい発見があり、今まで気付かなかった空手の魅力を感じることができるはずです」と述べ、受審者にさらなる研鑽を促した。







