昇段レポート

「苦節39年の歳月を経て参段に」
小峰政夫/参段/総本部

 この度は昇段審査受審の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。そして、「参段位」昇段をお許しいただきました師範の先生方に心より感謝申し上げます。
振り返ってみれば、高校入学と同時に15歳で極真会館に入門し、21歳で初段を許されてから、今回の昇段まで39年の歳月が経ってしまいました。大学進学や仕事の都合で、埼玉支部、北海道支部、総本部と移籍を繰り返し、白帯からのやり直しも二度ほど経験しました。
「早い時期に次の昇段を」と昇段を目指したことも度々ありましたが、仕事の都合で合宿に参加することができず、気持ちのどこかで昇段をあきらめていました。
 仕事も独立し、会社を設立してからは仕事中心の日々となり、道場から足が遠のいて自主トレだけで過ごす時期もありましたが、久しぶりに稽古に出席した総本部壮年部での厳しくも温かいご指導をいただきまして、今は定期的に稽古を続けています。
この度の審査では、右肩、左脚、腰と故障があり、特に左脚内腿の筋の故障にはとても苦労しました。審査前半の柔軟で痛みを我慢して無理をしたためにさらに痛みが増し、普段練習でできていた審査科目も思うとおりにいかない部分もあって、今後への課題と後悔が残った内容でした。
 今回は昇段審査に合格させていただきましたが、まだまだ課題の残る内容であったことを痛感しておりますので、段位に追いつけるようにこれからも日々精進していきたいと思います。
最後になりましたが、懇切丁寧に指導やアドバイスしてくださった先輩方、一緒に稽古をしていただいた総本部の皆様に御礼申し上げます。
 また、長年私の空手への取り組みを理解して支えてくれた妻と娘たちに、この場を借りて感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。押忍。

◎極真会館総本部