師範のことば

浜井良顕 師範

2013年10月8日

浜井 良顕 師範
(はまい・よしあき)
1956年4月24日、石川県出身
76年4月、極真会館総本部に入門
80年4月、極真会館富山支部設立
現・極真会館中部本部 本部長、富山支部 支部長

 

極真空手というと、当初は創始者・大山倍達総裁が「格闘技の中で一番強いのは空手であり、その中でも極真空手は最強である」という地上最強の空手を標榜し目指して来ましたので、今でも20代、30代の若者のものと云うイメージが強いのですが、極真空手の根元である武道精神は年代、時代を問わず不変であり、現代の中心的な西洋的思想を超えた人間の根本的思想の土台であると考えます。

「頭は低く、目は高く、口を慎んで心広く、孝を原点として他を益す」という極真の理念は、正に言い得て妙であり、さらに極真空手の稽古や試合体系は武道、格闘技性が非常に高いにも関わらず安全性が高い次元で確保されています。

そのため心身が柔軟な子供の頃から身に付けることが望ましいと考えますし、年輩の人にも男女を問わず体力強化と同時にその深みに触れて欲しいと考えます。
また極真空手のスタートは道場にあるとも言えます。道場においてこそ厳しい稽古も仲間と共に乗り越えることができ、年齢差など関係なく教え、教えられ共に成長できます。帯の色が変わることで自覚や責任を持つ事ができ、場合によっては大会出場へと繋がり成長できます。

極真空手の道場にはそういった体系が整っています。

私事で、大山総裁の「君、本当に強い男は優しいよ」という言葉が記憶に残っていますが、私自身も常にそうありたいと考えています。

皆さんも極真空手で何かを掴んで、それが心身の柱となれば幸いです。

極真空手の道場稽古は皆さんに必ず何かを与えてくれます。是非、参加してみて下さい。
道場が皆さんを待っています。

押忍

◎極真会館 富山支部