選手のことば

上田幹雄 選手

2013年6月19日

上田幹雄
(うえだ・みきお)
1995年5月1日、東京都大田区出身
2012全日本高校選抜(無差別)大会優勝
2013第30回全日本ウェイト制軽重量級優勝
極真会館横浜北支部所属、初段
身長186㎝、体重83kg



横浜北支部の上田幹雄です。

御支援御協力していただいている皆さんや応援して下さる皆さんのおかげで、6月1日・2日に行われた第30回全日本ウェイト制大会において、軽重量級で優勝することができました。これまでご指導いただいた多くの方々に感謝いたします。

全日本ウェイト制大会は、昨年も出場したかったのですが、その前のワールドユースエリート大会で入賞できずにチャンスを逃したので、今年はやっと権利を得て出場できることになり、とても嬉しくそして光栄に感じていました。

一般部の大会に出場するのは、昨年11月の全日本大会に次いで二度目ですが、やはり緊張しましたし、サポーター無しの試合なので恐怖心もありました。

自信はなかったのですが、軽重量級の中で自分は身長が高いほうだと思うので、自分の得意な上段膝蹴りが強い選手を相手にどこまで通用するのかを試したいという気持ちと、まだ18歳・高校生ですし、チャレンジ精神で向かって行こうと思っていました。

大会では、試合をするごとに動きが良くなるのを感じ、段々と自信が湧いてきました。また、自分と同学年で昨年まで同じ道場で一緒に稽古していた石崎恋之介選手が前半のブロックで勝ち上がっていくのを見て、石崎選手が勝っているんだから自分も勝てるはずだ、絶対に先には負けられないと、彼に勇気をもらいながら戦っていました。

大会前には石崎選手と「決勝戦で戦おう」と話していましたが、まさか本当に決勝で対戦するとは思っていませんでした。決勝前にはその嬉しい気持ちと、やるからには良い勝ち方をしたいと思って臨み、石崎選手も格段に強くなっているのを感じて何度もあきらめそうになりましたが、最後は自分の得意技で一本勝ちすることができて満足しています。

優勝という結果は、正直出来すぎだと思いますが、初日に足をケガしてしまったり、突きの打ち合いなどでまだ不安な部分もあり、経験不足と自分の筋力の甘さを痛感しているので、そういった課題点を克服できるように稽古を続けていきたいと思います。

今、高校3年で来年3月に卒業を迎えるのですが、実はこの大会で結果が出せなかったら、この後は就職活動をしようと思っていました。でも今回の優勝で卒業しても空手をベースに活動していこうと決意が固まりました。ですから、秋の全日本大会までさらに自分を磨いて、チャレンジ精神を忘れずに優勝を目指して頑張っていきますので、道場の方々、また応援して下さる皆さん、これからも宜しくお願いいたします。

押忍

◎極真会館横浜北支部