本部最新情報

EVENTINFOREPORT

 12月6日(土)、茨城県武道館にて、全日本男子S・Aクラス強化稽古が実施された。
 今回は、11月の第46回全日本大会終了後初の強化稽古で、日本代表に決定した荒田昇毅、森善十朗、鎌田翔平、上田幹雄、髙橋佑汰の5名を筆頭に13名が参加し、午後1時より17時まで間合いを意識した組手の動きなどを中心とした稽古が行われた。
 まず稽古の最初に全体ミーティングが行われ、先の全日本大会で強豪外国人選手と対戦した選手にそれぞれの特徴や印象を語って、その情報を日本選手全体で共有した。また日本代表の5名には木山仁・日本代表監督より個人面談形式で全日本大会での反省や今後の課題、稽古の方向性などが個別に話し合われ、指導者と選手の意識の統一が図られた。
 木山監督は「我々は1年後の第11回世界大会で何としても王座を奪回しなければいけない。そのためにこれから何が必要なのかという意識を選手と指導するコーチ陣で確認しました。全日本大会で日本がまたも王座を奪われてしまった訳ですが、その反省や課題を世界大会につなげなければ意味がありません。ダルメン・サドヴォカソフ選手がなぜ優勝できたのか、またイリヤ・カルペンコ選手の組手の特徴はどうなのかなど、実際に対戦した選手がそこで感じた印象や意見などを発表し、その情報を日本選手全体で共有しました。これらの情報を、次に戦う時のための有効な対策として活用していきたいと思います。技術的な課題を一つ挙げれば、日本選手に間合いの意識をもっと持ってもらいたい。自分の力が100パーセント出せる間合いを組手の中でいかに作り出すのか。間合いが詰まれば技の威力は半減しますし、離れればリーチの長い外国人選手の的になってしまう。そこで必要なのが出入りや機動力になります。その部分の意識付けを改めて稽古の中で指導していきたい」と来年に向けてのテーマを語った。
 なお、日本代表の5選手と木山監督は、来年1月4日(日)~6日(火)に埼玉県三峰神社で行われる2015総本部冬合宿にも参加が決定している。
◎2015総本部冬合宿の参加者募集のお知らせ